みんなの頭の片隅にはあるが、明日起こるとは考えていないものの筆頭は、地震ではないだろうか。
東日本大震災から8年、熊本地震からは3年、北海道の地震から1年経ったが、またいつ何時襲われるか分からないのが地震。
同居人は有事のために、非常品持ち出し品を揃えている。
水に乾パン、懐中電灯にラジオ、怪我をした時の薬や包帯などの防災グッズなどをリュックに入れて準備をしている。
枕元にはヘルメットまで準備して、タンスが倒れた時に身を護ることに怠りがない。
非常持ち出し品が家にあっても、確実に助かる保証はないが安心材料は増える。
もしかしたら家にいるよりも、外出先にいたほうが場所によっては助かる可能性が高い場合もある。
そんなことを考えると、すべてのケースに対応できないので、どこかで線引きするしかないのだ。
大地震はいつか必ず来る。
いつも地震のことばかり考えて、おどおどと怯えて暮らしたりと、過剰反応はしたくないが、それなりの準備はしておきたい。
「自分の身は自分で守らなくては」とは思っていても、ぐらぐらと揺れると「あらら、あらら」とうろたえてしまう。
天変地異は自分の意志とは無関係にやってくるから、そのとき自分がどういう状況になるか、もうこれは運を天に任せるしかない。
仕事で初対面の人と打ち合わせてたときに大地震に遭遇したら、真っ先に頭に浮かぶのは「こんな初対面の人と一緒に死ぬのはいやだ」
と思うだろう。
どうせ命を落とすんだったら,友達とか家族とか、知り合いの人と一緒の方がいい。
初対面の仕事の相手で、まして口の臭い人と一緒に瓦礫の下に埋まるなんていやだ。
と思うに違いない。
大地震が来るのは防ぎようがないけれど、願わくばトイレとか風呂場とかに入って尻を出していないときに揺れてほしい。
下半身丸出しで瓦礫の下に埋まることだけは避けたい、と願っている。