とんどさん

毎年正月明けのこの時季、当地区に於いてとんどさんが行われる。

久々にその事前準備にでかけた。

火種をこしらえるのがその仕事です。

何度か経験しているが、細かな部分はワリと分からなかったりする。

でも知らぬ間に地区の長老的な存在になってたりして、何となく自然に仕上げることができたりする。

神事のあと、年男が今年の恵方へ火をつける　　　　　　　　　　

マニュアルを見たり聞いたりしなくても、自然と形ができてるんだよな。

無意識のうちに長老になってたからなぁ…

なんて思うとそれが当たり前の事であって、いい歳こいて何にも分からない方が気の毒でもあったりする。

田舎暮らしが長くなると、自然に身につく生き方なのでしょうね。

緑に囲まれた景色のいい場所と、都会の人はうらやむかもしれないが、生まれたときからこうなのでこれが当たり前になると、その良さが分からなくなる。

ただ高齢になってくると、緑に囲まれた田舎暮らしも悪くないと思う。

小春にはまだ遠いが、小さな川沿いに水仙が咲いていました　　　　　　　　　

グループLINE

一時期スマホのグループLINEにハマってた頃がある。

当初は参加人数も少なく、口で「あ、り、が、と、う、ご、ざ、い、ま、す」などと確認しながら打っていた。

人数が多くなると生存確認のLINEもきて、そんな調子でぜーぜーいいながら文字を打っていくうちに、また次の打ち出しが登場して話がかみ合わなくなったりする。

すると仕方なく、やっとこさ打った文字を消して返信を打つ。

やがて一定時間が過ぎると、やめどきがわからず、お互いに疲れてきて絵文字やスタンプが多くなってくる。

そしておばさんは、やたらとスタンプを使う傾向があるが、若い人はもうスタンプなど使わないらしい。

そんなグループLINEも近頃は全く鎮火状態。

誰かが火種を作ってもほとんど反応が無くなってきた。

以前の火消しに困惑したのがまるでウソみたい。

興味を失うとそんなものなのかなぁ、と思う前期高齢者に片足を突っ込みかけているオジサンなのでした。




スマホなんて一生いらないと思っていたのに…

いまだスマホになじんでおりません。