松本美術館でマイセン磁器の展覧会を見る。あの技術に圧倒される。細かな技術の裏側にひそむ卓越したセンス、修練が見える。展示された数もほど良く・・・あれ以上見せられたら・・うんざりする。よく「鑑定団の番組」にこのニセモノが出たりする。古いものはそうとう値がつくだろうな。
骨董趣味はないが、以前田舎の家の蔵で祖先の残した骨董がないか探した。その結果、十本ほどの「書け軸」が天井からぶら下がっていた。これはいけるかも。開いてみたら明治天皇やその母君、大正天皇や天照大命の描かれたものだった。祖父母の時代には皇室に対する思いは、現代人と違う。大事に掲げていたのだろう・・・・・・・・他にはめぼしいものはなかった。松本美術館を出ると横に東京電力があった。今までき気づきもしなかった。別に建物が悪いのでもなし、そこに勤めている人が悪いでもなし。