武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

善知鳥物語・・・・・6

2012年08月31日 | Weblog


親子が京の都に発ったのは、これから厳しい冬がやってくる頃でした。


ああだ、こうだと言ってるうちに9月になった。
「秋」がもうすぐだ。
「秋」は「飽き」に通ずると言うことから、昔から男女の情がさめることとダブらせる。

評判の悪い大河ドラマの平清盛が、溺愛していた妓王を追い出してしまう。他の女性に目が移ったのだ。
追われた妓王は障子に歌を書いて去った。歌はむずかしいが、
中味は「あんたも同じ運命よ」だ。

こんな調子だから、視聴率もあがらないのだ。

善知鳥ものがたり・・・5

2012年08月30日 | Weblog


親子の情ほど、すごいものはない。・・・・・と書きたいがドーモ動物の方が優れているらしい。
ライオンは崖からわが子を落とすらしい・・・・・実はそれは生存競争のはじまりで、わが子としての感情はもうないらしい。

のんびりと釣りする人を作ってみた。

円の回転を上下運動にする・・・この仕掛けは割りとうまくいった。・・・・・。

善知鳥ものがたり・・・4

2012年08月28日 | Weblog


この鳥は珍しいから京の都に行けば、高く売れるだろう。
かわいそうだが仕方ないな。
これさえ売れれば、としこしはできるだろう。

ここの不漁で生活は苦しくなるばかり・・・・

雪の降り出したなか、京の都に親子は出発したのでした。

善知鳥ものがたり・・・3

2012年08月26日 | Weblog


絶壁の断崖のつもりが・・・・チョイ崖の緊迫感がないのだ。
崖へ金になる薬草か珍品のきのこを採りに行く・・・などの設定を考えたのだが・・・・・
善知鳥という鳥は見たこともないが、大きな翼で空を飛ぶイメージより・・・・そんなに飛行が得意でない感じの鳥と思うのだが・・・・ほんとうはどうだか。

人間がかってにアホウでもない鳥に、アホウドリなど言う名前をつけたり・・・・・人間は勝手なものだ。

善知鳥ものがたり・・2

2012年08月25日 | Weblog

海が荒れて漁ができません。
こまった親子は海辺の崖に金になる薬草を採りにでかけました。

そこで善知鳥の巣を見つけました。


NHKの版画講座の展覧会がはじまった。わたしも賛助出品で2点ほど出してある。
ここ半年のみなさんの力作だ。9月7日までやっている。

善知鳥ものがたり

2012年08月24日 | Weblog


それはそれは悲しいお話です。・・・・・・・そういう出だしではじまる・・・この物語は塩尻市の民話をもとにして、ちょい脚本している。
善知鳥とは海に棲む鳥である。
鳩よりちょい大きい。

文字を彫るのは、この暑さは危険だ。
目がショボショボしてきた。
話の流れは決まったが・・・・・・全画面、文字を入れるのでチョイ夏向きでないかも。

乞う期待。

国破れて山河あり・・・

2012年08月22日 | Weblog


領土問題で荒れている。
中国も韓国も国としての力をつけ、黙っていない・・・と言うことだ。
日本を乗り越え、日本など問題ではない・・・・・と言うことだ。
相手側の弱点をつき領土を獲得する・・・日本の戦国時代もそうだった。
私の生まれたところは県境であるので、昔は謙信と信玄の戦いの場だった。そこらを治めるために信玄は五男坊を大町の仁科氏に出している。
・・・・・・川中島の方がはるかに有名だけど。
だから、ところどころにぶつかった場所があり、名前が残ったりしてる。
謙信勢が駆けつけたら戦いは終わっていた・・・悔しがった謙信勢がジダンダふんだというジダンダと言うところがある。そんなぐあいだ。

世界の言語を分析する

2012年08月20日 | Weblog
トンボがチラチラ見えるようになった。
やっぱり秋は来るのだ。

英語では牛をオス、メスを呼ぶのに区別する・・・・面倒な外国語だなと英語を苦手にした私を苦しめた。もともと山奥の分教場だったので英語専門がおらず、もっぱら「蓄音機」で「ジス・イズ・ペン」だった。・・・これが嫌いになったと勝手にきめつけている。
後で知ったが日本でもトンボの「ムギトンボ」「シオカラトンボ」はオス・メスの違いだけである。ドイツなどでは昆虫のことを「グリル」というだけで、日本みたいにいちいち名前をつけてないそうだ。スズムシもコオロギも「グリル」なのだ。

ま、言語もいろいろだ。
今年はずくをやんで版画の暑中見舞いはやめた。・・・でも来るのは拒まない・・・・と言うスタンスだ。

夏ノヒデリニモマケズ

2012年08月19日 | Weblog

ああだこうだと言ううちに8月が終わる。
羅須地人協会の宮沢さんが生まれたのは8月1日だ。
今年アメリカはカンバツでトウモロコシが不作とか。

昭和の最初、東北に大凶作があった。
ここ岩手ではこの「冷たい夏」が来る農民は樹の木だけでなく、樹の皮も食べたそうだ。・・・岩手と言うと政治屋小沢一郎氏の地盤だ。
小作人はできた米の半分は地主に持っていかれ、残った米を現金にする。これで借金を返したり肥料を買ったりする。残りと言っても残らないのだ。だから農民はたくさんの穀類の数量を増やしたいのだ。・・・そこへ冷害が来ると悲劇ははじまるのだ。

宮沢賢治はホッとするような童話などで今も店頭に並ぶ。

けど、農民からは「肥料の神様」と呼ばれ、収穫をあげるために献身的にあちこち肥料の相談にのったのだ。雨にうたれ、寒さにふるえ・・・・夜も昼も「オロオロ」歩き、風邪が肋膜炎をひきおこし亡くなったのだ。

ミイラを見いら?

2012年08月18日 | Weblog

お盆の最中、アレコレといじりまわしてできた作品は「ファラオ、そろそろミイラになりませんと」と言う題である。
苦労したわりに仕掛けが単純で・・・動きも少なく・・・・平凡なのだ。

右の黒い神はアヌビス神である。


続いて登場するのは「タラ」である。ちょい季節はずれ・・・・・そばの殻を一緒にすいた和紙で刷ってある。