武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

あやとり考

2009年11月30日 | Weblog

あやとりを文化人類学としてとらえると農耕狩猟の民族がつるや草木の繊維でどう組み合わせたか、どう結んだか。どこの部分が遊びに発展したか・・・おもしろい。
数学的には紡績機の発達とともに研究がおこなわれ、電気配線の問題にも関係したとか・・・・めんどうくさい。

幼児には手先の操作・器用さ・順序性の追尾などと伝承過程のスキンシップがあげられる。これが一番だ。と思うが・・・
一本のひもから・・・という単純明快なものから発想を展開させる大人に余裕と発想力がなく、誰かが半分作ったものを使い終わりにしてる。
こども側もすぐ結果を求め、教える側もその途中が堪えられない。

写真は指をはずして「菊」です。

あやとり

2009年11月29日 | Weblog

これはエスキモーの家である。エスキモーという呼び名を拒否している人もいるので言葉的に使用してはいけないのかもしれない。

あやとりの歴史は平安時代にはじまり、文献に載ってきのは17世紀になってからだそうだ。
細いひもを自在に変化させるあやとりは、こどもたちの知的な遊びと言っていいだろう。芸のない芸能人がさわいだり、クイズ番組しか作れないテレビの世界は反知的な遊びの世界なのだ。小さな写真は四段ばしごです。

時雨・・・・時

2009年11月28日 | Weblog
朝からというか昨夜からといおうか時雨が降っている。ちょい寒い。
庭の落ち葉の間にカマキリがゆっくり濡れながら歩いていた。そういえば今日の句会のお題は「古蟷螂」である。時間が無理なので欠席。

「初しぐれ猿も小箕を欲しげなり」芭蕉の句だが、犬の散歩で合羽にあたる雨が冷たい。雨にも色々呼び名があるが、冬のはじめの気候には「小春」というのがある。寒さが厳しいのに、おだやかな日が急にくる日のことだ。今年も先日あった。
これが時々あって本格的な冬が来るのだ。
私の生まれた過疎の村に、都会からきた方が家を建てるという電話がきた。排水路がうちの土地にかかるのでというお話だった。私はそこを出て外に家を建てた人なので、なんともいえない気持ちになった。

消えゆく風景

2009年11月27日 | Weblog

お菜を漬ける季節になって頬に突き刺す風も冷たい。
「母さんが夜なべして手袋編んでくれた」と思わず口づさむ季節です。「夜なべ」とは「夜延べ」とか、「夜の鍋」とか。いろりでぐつぐつと煮る煮物などイメージできない年代が増えていることでしょう。

「たき火だ、たき火だ落ち葉たき」と思わず口づさむ季節です。やたらと火をたいてはいけないことになって、この白い煙のイメージもいずれ消える。図書館の落ち葉を送風機で集めていた。竹ぼうきで掃くなどの狭い敷地でないので・・・
新聞にもこういう写真が載っていた。これが現代、秋の風物詩かも。

酉の市

2009年11月26日 | Weblog

版画の板を買うコメリィ店では、酉の市の幟をたて大安売りをしてた。季節である。
夕食にかぼちゃを煮た。田舎風に。この前は形がくずれてしまったので、注意部深く煮た。その点は良かったが、味もまあまあ。
しかしホクホク感がなかった。これはなにかというと、かぼちゃ本体が悪いのであって・・・しっかりと太陽光線を浴び、雨風に打たれてないかぼちゃだ。ビニールハウスであたたかく育ったせいだ。人間がいろいろと大事に育てると、中身がなくなるのだ。

三十郎

2009年11月25日 | Weblog

山姥と牛方三十郎のお話です。
あるお話では峠にすむ山姥は最後に姿をあらわすのは蜘蛛でした。いろいろと話が脚色され、蜘蛛が出ないのもありそうです。少しづづ変化して語りつがれたのでしょうか。
いいではありませんか・・・という感じです。
三十郎という名前は、どこかでと思っていたら黒沢明監督の「椿三十郎」がいました。こっちは腕に自信のある用心棒家業。峠の三十郎は越後から海産物を牛の背で運ぶ若者だ。だんなからは好い嫁世話するからと言われ毎日懸命に働いています。・・・そういう設定です。

どこまで遊ぶか

2009年11月24日 | Weblog

クワガタの角はなんのためにあるのか?不明。
頭が皿状になってるのがミヤマクワガタ。角が前に下がったのがノコギリクワガタ。角に二本のギザギザがあるのがオオクワガタ。青光りするのがクリクワガタ.羽にシワが寄った感じのがマダラクワガタとかクワガタ博士は詳しい。
これは何だと問われると一般のクワガタです。
徹底的にこだわる方もおられると思うが、わたしはこれでいいのだ。
ダンボールも友だちなのだ。

睡眠時間

2009年11月23日 | Weblog

我が家の猫は、昼間はほとんど寝てる。夜、私の紙くずでひとり(一匹)で遊んでるらしくドタドタと音がする。
睡眠時間は一日のかなりの量だろう。と思いつつ眠くなってきた。
脳の機能を休めるのだろうか。なぜだろうか。運動選手は睡眠時間が多いそうだ。イチローとか石川遼は9時間くらいだそうだ。相撲取りの白鵬は11時間だそうだ。
ナポレオン3時間?ほんとかねーーー

足でかせげ

2009年11月22日 | Weblog

地方史とか郷土史とか民俗関係をやっておられる方は「足でかせげ」が生命。そのことは研究する方々では常識のことだろう。民俗学の柳田国男先生も「文献にたよるな」ということを言っておられる。自分で見、聞きし実態を体感することが下地になってるものは強い。時に文献は為政者の都合のよいようにまとめられたりする。
研究とはちょい違うが、かの日本地図の間宮林蔵もあの時代に「わらじ」をはいて日本のすみずみまで歩き実地した。
私の作ってる昔話の元は、私の祖父の時代に取材された昔話の一遍である。うすい紙に謄写版で印刷されている。活字印刷の前段階のものだ。ところどころに祖父の名前が見え、形として見えない唯一の祖父の形である。

わたしは歩かないでそれを使っている。


みそ

2009年11月21日 | Weblog
まだ少しはやいですが23日は勤労感謝の日である。勤労の尊さを重んじ、生産物に対して感謝する祝日である。

まだ冬が来てないのに春の話題。

桜が咲けば         家族ひとりに一斗たき
申の日えらび        新しいスッペンでふみつぶす
午の日をえらび       それをまるめて乾かします
近所が寄って        一番おおいしいのは三年味噌
味噌たきの日        三年味噌のお家がうらやまし