朝からというか昨夜からといおうか時雨が降っている。ちょい寒い。
庭の落ち葉の間にカマキリがゆっくり濡れながら歩いていた。そういえば今日の句会のお題は「古蟷螂」である。時間が無理なので欠席。
「初しぐれ猿も小箕を欲しげなり」芭蕉の句だが、犬の散歩で合羽にあたる雨が冷たい。雨にも色々呼び名があるが、冬のはじめの気候には「小春」というのがある。寒さが厳しいのに、おだやかな日が急にくる日のことだ。今年も先日あった。
これが時々あって本格的な冬が来るのだ。
私の生まれた過疎の村に、都会からきた方が家を建てるという電話がきた。排水路がうちの土地にかかるのでというお話だった。私はそこを出て外に家を建てた人なので、なんともいえない気持ちになった。
庭の落ち葉の間にカマキリがゆっくり濡れながら歩いていた。そういえば今日の句会のお題は「古蟷螂」である。時間が無理なので欠席。
「初しぐれ猿も小箕を欲しげなり」芭蕉の句だが、犬の散歩で合羽にあたる雨が冷たい。雨にも色々呼び名があるが、冬のはじめの気候には「小春」というのがある。寒さが厳しいのに、おだやかな日が急にくる日のことだ。今年も先日あった。
これが時々あって本格的な冬が来るのだ。
私の生まれた過疎の村に、都会からきた方が家を建てるという電話がきた。排水路がうちの土地にかかるのでというお話だった。私はそこを出て外に家を建てた人なので、なんともいえない気持ちになった。
地方史とか郷土史とか民俗関係をやっておられる方は「足でかせげ」が生命。そのことは研究する方々では常識のことだろう。民俗学の柳田国男先生も「文献にたよるな」ということを言っておられる。自分で見、聞きし実態を体感することが下地になってるものは強い。時に文献は為政者の都合のよいようにまとめられたりする。
研究とはちょい違うが、かの日本地図の間宮林蔵もあの時代に「わらじ」をはいて日本のすみずみまで歩き実地した。
私の作ってる昔話の元は、私の祖父の時代に取材された昔話の一遍である。うすい紙に謄写版で印刷されている。活字印刷の前段階のものだ。ところどころに祖父の名前が見え、形として見えない唯一の祖父の形である。
わたしは歩かないでそれを使っている。
まだ少しはやいですが23日は勤労感謝の日である。勤労の尊さを重んじ、生産物に対して感謝する祝日である。
まだ冬が来てないのに春の話題。
桜が咲けば 家族ひとりに一斗たき
申の日えらび 新しいスッペンでふみつぶす
午の日をえらび それをまるめて乾かします
近所が寄って 一番おおいしいのは三年味噌
味噌たきの日 三年味噌のお家がうらやまし
まだ冬が来てないのに春の話題。
桜が咲けば 家族ひとりに一斗たき
申の日えらび 新しいスッペンでふみつぶす
午の日をえらび それをまるめて乾かします
近所が寄って 一番おおいしいのは三年味噌
味噌たきの日 三年味噌のお家がうらやまし