武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

文字の話

2010年01月31日 | Weblog
写真は高札である。禁制のお達しだ。伐採のこと。狼藉のこと。殺生のこと。・・・が書かれている。流れるような筆跡で現代人の普通の人は難解だ。当時の人でも全員が文字を読めないから、読める人のを伝え聞いたのだろうか。
古文書を読みとける人は当時の様子がわかり、面白いだろうな。ま、楽しいばかりではないとおもうが・・・
坂本龍馬の手紙でも、私などは現代訳を読んでナルホドと思うばかり。読めない。現代訳には、。がいれてあるが、この句読点を使うようになったのは明治以降で、厳密になったのは戦後だそうだ。
こういう流れるような毛筆を書いてみたいものだ。もう一枚の写真は検地帳から、本物です。

近江屋暗殺事件

2010年01月30日 | Weblog

二階にいるのは坂本龍馬と中岡慎太郎です。しのびよるのは犯人と言われる京都見廻り組。
場所は京都・河原町三条の醤油業近江屋。時は1867年。(もうすぐ明治)
この事件を借りて、アートサイエンスの画家エッシャー風に描いてみました。中央の柱がミソです。

浮世絵彫師

2010年01月29日 | Weblog
浮世絵の刷師の方の実演を見たことがある。これはすごかった。熟練された刷りの技のはおどろいた。まさしくプロだ。そしてバレンの軽ろやかさにもびっくりした。私などは安いバレンで力まかせで押し付ける。

このスケッチは彫師の様子です。見たことないので写真からスケッチ。
浮世絵の細く、こまかい女性の髪の毛など彫るので相当な集中力と根気力がないと・・・のこの技術を習得するに長い年月が必要だろう。けどご他聞にもれず、この伝統技術の伝承も危機だという。随分前からいわれてるけど・・・
彫るときに邪魔になるのは光の影で、それを防ぐためにフラスコに水をいれ電球の光を一ヶ所集めて、手元を照らしている。影ができないそうだ。その水も正月の寒い日のものでないとニゴリが生じるそうです。
とにかくこの工夫も彫りの技術もすごいです。

川中島大作戦

2010年01月28日 | Weblog
私の生まれたところに「じだんだ」という地籍があると聞いたことがある。平倉山の戦いで信玄チームに先を越され、上杉謙信チームが「じだんだ」踏んだところだそうだ。越後と信濃の境らしい話である。
ところで武田信玄と上杉謙信の両雄が戦ったのはご存知「川中島」である。5回をたたかっている。両雄の一騎打ちは有名である。・・・・がそれが、いつかという信玄側と謙信側と言い分がちがう。それから、だいたい両大将が戦場で打ち合うことはないという人もいる。打ち合ったのは、謙信側は荒川伊豆守で信玄側は影武者だったのだ。・・・とか諸説がある。
両雄とも戦国のヒーローで、その敬意がこういう形であらわれたのではないかとも。川中島の戦いはドローだから、この敬意がヒートアップして両雄一騎打ちの話でおもしろく盛り上がった?

幕の内弁当

2010年01月27日 | Weblog
お客さまがあった。昼時なので新しくできた「おにぎり屋さん」へ行ったらお休み。弁当屋へ行って選ぶのも面倒なので「幕の内弁当」と思ったが売り切れ。なにがいいか考えるのも面倒なので、適当に三種類を買ってきた。特に苦情はなかった。

もともとは、歌舞伎の上演と上演の間を「幕の内」というから、その時に食べる弁当を「幕の内弁当」と言う。歌舞伎から来たのだ。「おまえの出る幕ではない。」「鳴り物入り」なども歌舞伎の用語が普段の会話にも使われるようになったのだ。「二枚目」などもそうだ。
そういえば「ダメ」などは囲碁の世界から来た言葉だ。

六地蔵

2010年01月26日 | Weblog

これは六地蔵の小品である。ハガキ大である。六地蔵は街道筋に見られるし、お寺に行くとこざっぱり歴史のない顔で立っていらしゃる。
六は六の道を指すらしい。畜生道とか餓鬼道とか・・・それをそれぞれ六人で落ちないように守ってるということかな?よくわかりません。
3,4年前野麦峠に行った時、峠を降りて平になった道脇に六地蔵があった。地域の方は大切に守っているのか・・・供え物や赤い前掛けが新しかった。
野麦峠は悲しい歴史の峠である。昔、飛騨から信州の諏訪岡谷の製糸工場へ、この峠を越えて娘さんたちが来たのだ。映画化になったので知ってる人は知ってる。
きっとこの六地蔵に手をあわせたにちがいない。

ふくろう

2010年01月25日 | Weblog

ふくろうは音も発てず獲物に迫る。この消音は羽根にあるという。一般的な鳥の羽の他に小さな柔らかな羽根があり、それが音を消すのだと・・・自然界の生物の仕組みのすごさだ。
これは私が40才過ぎに小学校の2年生か、3年生が発表してくれた研究で知ったのです。

鳥の巣でも、それぞれ敵を想定して場所を選んでいる。人間から見るとねらわれそうだと思う場所でも鳥の生態からだと安全地帯。考えているのか、それとも本能的に選ぶのか不明なれど・・・・・

五七五七七の道

2010年01月24日 | Weblog
昨日午前中から句会の定例会があった。写真はその様子。
今回は自分でもそう点は入らないだろうと予想してたが、そのとおりだった。
俳句はこうだ。「どんど焼き竹裂く音に児らすくみ」
短歌はこうだ。「宅配の花の使者たる若者が紅き小バラに埋もれて立てリ」
その後、句会新年会で飲んだり食ったりでハーモニカにあわせ「鐘の鳴る丘」「故郷」「今日の日はさようなら」など合唱したりした。(ああ・・・なんて平和な会なのだろう・・)
その後、公民館人事で難航し・・・・
午後は育成会で夕方まで・・・・・決まらないことが多くて全体的に不調な一日だった。
五七五七七の道は険しく遠い・・・・・・・・。

くじらの話

2010年01月23日 | Weblog
千葉の海岸に鯨があがったというニュースがあった。あんなでかいものが腐ると大変だろうな・・・・・和歌山の太地町・・と言えば捕鯨で有名。そこの小学校と、なんだかきっかけは不明なれど白馬の小学校が「山と海の学校」ということで交流してました。そこの方が鯨の肉を長らく食べているので水銀汚染が頭髪などで測定されたというニュースもあった。海の汚染も最終的にはプランクトンから魚、そして鯨となるのでしょうか。
鯨って漢字は魚偏ですから、昔は魚の仲間と思っていたのでしょう。蛇とか蛙は昔は虫の仲間と思っていたのかな。
英語でもテントウ虫をLADYBIRDと呼んで鳥の仲間扱いです。

展覧会終了す・・・・

2010年01月22日 | Weblog
22日、本日で個展が終わった。これから先、しばらくハリのない生活になるのが心配。
記帳してくれた方が235名でしたので、おおかた250名くらいの方がきていただいた。遠くからも足を運んでいただいて感謝してます。
最後の来た方に「芸術作品をつくることも大事だが、見に来てくれた人に楽しんでもらうのも大事と言われた。」ナルホド。
とにかく終わってホッとしてる。しばらく充電かな。