武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

現在俳句研究

2012年06月30日 | Weblog


芭蕉が今頃、奥の細道では日本海に出る頃であろうか。
昨日、蝉を詠った
   「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
これこそ名句中の名句。寂寥、寂寥を見事に表した句は他にない。・・・と言われている。
これは最初は「山寺や石にしみつく蝉の声」だった。最終的にあの句になったのだ。芭蕉はトップの方だから、「こうしたらいいでしょう」と言う人はいない。
直し直し、ここにたどりついたのだ。素人だと直すたびに言葉遊びになって駄作になる。
先日の句会に困り抜いて「万緑や白きハンカチ恋心」を出した。
これは「万緑の中や吾子の歯生え初むる」の緑と白の対比をこっそりいただいた・・・・・・そしたら点が入ってしまった。・・・・・いいのかなーーー

蝉の誤解

2012年06月29日 | Weblog


蝉を題材に彫ってみた。
蝉は逃げる時、おしっこを振りまく・・・・・・これは敵への攻撃ではなく、消化の進まない食べ物がショックで飛び出してくるのだ。
つまり、蝉は小心で逃げるに精一杯なのだ。

枕草子や源氏物語など蝉は登場する。これは長い地下生活の後、地上に出て短き命を落とす・・・・・その短命が故に文学に登場するのだ・・・・・・。
でもアメリカには十八年も地中にいる蝉もいるとか・・・・・。

ふるさと

2012年06月28日 | Weblog
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生家をゆずる話が進んで、ふるさとがまた一歩遠のいた気がする。
文部省唱歌「ふるさと」は、三番まである。この続きを高校生が考えたそうだ。
そのひとつ

「親のすねを かじって
 部屋でゲーム ピコピコ
 掲示板で ののしり
 自立できぬ  ふるさと」

だんだんさみしくなりました。

カラスの運命

2012年06月27日 | Weblog
現在、版画は一休み。
「鳥」のカラクリに御熱心だ。
鳥と言えば、燕が減ったそうだ。家のつくりが最近不親切だ。
カッコウは今年来て鳴いている。この間の句会でもカッコウが詠まれていたが、
「託卵」で悪者になっていた。家の近くではカラスが堂々と居座っている。ここの駐車場は夜のゴミ捨て場になっていて、カラスのえさばだ。ごく側にいっても動かない。
・・・・・・人間をなめているのだ。
枕草子などでは「あわれなり」と詠われているが、現在では「知能型ギャング」と言われている。
こういう鳥も人間の住む情景には必要なのだ。

虎の雨降る・・・

2012年06月26日 | Weblog


この28日は曽我兄弟の仇討ちの日だ。
・・・・・といっても私くらいの年代だと・・・そうかと思うが、だいたいの人はご存じない。ニホン三大仇討ちの一つである。・・・・と去年書いたと思うので詳しくふれない。違う話題を・・・・・・曽我兄弟は五郎・十郎と言う。
この十郎の正室で無い方が遊女の虎御前と言った。だからこの日に雨が降れば「虎が雨」と言う。・・・・・・そんなこと知らねえ・・・と言われそうだ。

のんびり版画

2012年06月23日 | Weblog
今日は松本の版画教室があった。
8月にNHKで展示することになったので、みなさんはりきっておられる。
二点写真を撮った。最近はじめた方々の作品だ。
熱心にまさるものはない。

使い込みや盗撮とか政治の混乱とか世間はにぎやかだ。要するに世間は低下してるのだ。

西郷隆盛のおどし

2012年06月22日 | Weblog


刷りにはいった調子が出ないし、暑くなってきたので止めた。
文字がない方がいいかもなーーーー
ないと平凡だしなーーーーと言うところ。

テレビで明治時代の華族の屋敷のことをやっていた。残ってるのはかなり魅力的な建物だ。
これは昔で言うと教育テレビだ。少しはマシだ。
他のテレビは芸のない芸人が騒いでだけだし、ひねればクイズばっかり、ドラマと言えば殺人事件ばかりで昨日の刑事が今日は犯人になったりして・・・・ストーリなどあるのかな。・・・・・・テレビがおもしろくない・・・と言うのはあたってる。

話まえにもどって明治天皇は小さい頃、西郷隆盛を親父のように慕っていたと言う。西郷なき後、華族となった西郷の弟邸を訪れ隆盛を懐かしんでいたと言う
運命は不思議なもので逆転、逆賊となって西郷は討たれるのだ。
別の裏本によると、少年のころの明治天皇がわがままを言うと西郷は「それでは、昔の身分にもどします」と言うと天皇は静かになったとか

あの夏目漱石だって・・・・・

2012年06月21日 | Weblog

版画教室があった。
どう題名をつけたらいいか?・・・・・と質問を受けた。あんまり深く考えなくて気張らなくていいですよ。・・・・とまともな答えをした。

あの夏目漱石は肛門周囲炎という妙な病気にかかり、通院していた。
ある日、漱石は医師に問うた。「この病気はいつ直るか?」医師は答えた。
「サア、彼岸過ぎまでかかりましょう」・・・・・・
漱石は自宅に帰り、書いていた小説に「彼岸過迄」と題をつけた。

この病院は神田錦町の佐藤病院。先生は佐藤先生。

猫好き・・・・・

2012年06月20日 | Weblog

「国芳」が割と最近注目と言うか・・・ブーム的になってる。
この写真もそうであるが、本物ではない。・・・写真印刷されたものだ。
人体を組み合わせて一人の人物にしている。・・・名所風景や美人画より、こういうのがいい。
幕府の施策を皮肉ったパロディ的なものすごい。・・・・・ようは多才なのだ。

「国芳」には猫がよく出てくる。・・・身をくねらす姿など、デッサンがすごいなと・・・・何匹も猫を飼っていてまわりにウロウロしてたらしい。猫に衣服をきせたりの図もある。ばけ猫もある。

ま、そんなところだが「写楽殺人事件」を書いた作家高橋克彦さんによると・・・・・浮世絵といっても70から100枚くらい刷られているので、一枚を見て全体をみたようなことを言ってはいけない。刷りの凝ったもの、色を薄めにしたものなど色々ある。
全部同じとはかぎらないので・・・そこが油絵と違うなだと。

AKB選挙終わる・・・

2012年06月19日 | Weblog

総選挙が終わった。

これがユーロを脱退するようになるとニホン経済に大いに影響あると・・・言われても仕組みがよくわからない。
ま・・・そうならないらしい。
ギリシャもオリンピィク発祥の地だからがんばってもらわないと・・・・・今年はオリンピックの年だし・・・・・しかし、若者の失業率50パーセントだそうだ。

A・・・・・あきらめず
K・・・・・困難にむかって
B・・・・・ベストを尽くせ