友だちの出品している展覧会を見る。大きなカンバスが並んでいた。これだけ大きいと大きさに対抗できる技量がものを言うのだろう。
売店によると「立ばんこ」を売っていた。さっそく買って組み立ててみた。漢字で「立版古」と書き、江戸時代に流行ったペーパークラフトです。当時プラスチックなどないのでオモチャなど紙製品です。版画で刷られたものを切り抜き組み立て楽しんだようです。
歌舞伎の舞台など作って楽しんだようです。それを見て
「海老蔵は酒ぐせが悪いとか。灰皿を投げたはずだ」とか話題がはずんだのでしょう。
最近ペーパークラフトが流行ってますので復活したのでしょう。これは広重の浮世絵を立体にしてあります。格子越しに富士山のみえる絵ですが、こういう構図はヨーロッパの印象派の画家たちがビックリしたのです。
写真は私のこどものころ、ワクワクして読んだ雑誌の絵物語の一部である。「伊藤彦造」という方が描いている。この絵に少年こころにも「すごい!」と感動があった。ようするにどんな絵でも、やっぱりものを言うのはデッサン力ということだな。・・・島原の乱という江戸時代におこった乱を題材にした絵物語だ。この乱はご存知のよう、たんなる農民一揆でない。当時キリシタンは過酷弾圧を受け、虫けらあつかいだった。その不満に豊臣方の残党の武士がくわわり、「少年天草四郎」が天命が下ったとして戦った乱である。これには江戸幕府も手をやき、オランダ艦隊にも助力をお願いしてる。現在の中近東では政変がおきている。このニュースを聞いても「軍の動き」が結果を左右するようだ。
本日、版画協会の支部総会があった。そちらよりもほしい本を購入したかった。しかし、なかった。買う人も少ないと思う本だが、やはり売れない本は店頭にはない。売れそうな本ばかりだから最近特徴のある本屋さんが少ない。ま、本屋さんも電装本の出現でどうなることやら・・・・・・・・・
「海峡ほそく凪ぎて鯨のよく通る」という句がある。
日本の調査捕鯨が妨害行為のため中止した。妨害する方も高速の船など用意してるから、資金を支援する人や団体もいるのだろう。調査捕鯨というのもちょいよくわからない。いずれにしろ昔は学校の給食にもよく出たし、食卓にものぼった。
鯨という漢字は魚偏で書く。水の中を泳いでいるから魚類としたのだろう。当然だ。蛇や蛙は虫偏だ。あれらの虫扱いだ。大昔は科学的見方はないから、今考えるとかえって楽しい。スエーデン語も鯨は魚あつかいだそうだ。ちなみに蝶蝶はデンマーク語では鳥あつかいだそうだ。
大統領が北方領土にきて、日本の首相が「暴挙」といったら相手がつむじをまげて、仲がこじれたらしい。
昔ロシアの皇太子が日本にきた時、大津で切りつけられた。歴史の教科書に載っていたね。強国ロシアを怒らせたらたいへんと日本はおおあわて、見舞いには明治天皇がかけつけタバコを吸いたいという皇太子に自らマッチをすって火をつけてやったとか・・・・・・・・写真は御祭りの屋台・射的を立体にしたものです。こういう遊びは昔、温泉街にありましたね。ゆかた姿でお客がやってましね。