武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

首が飛んだ・・・

2010年07月31日 | Weblog

中国の呉の時代に朱桓という将軍がいた。ひとりの娘を雇った。この女は夜中に耳を翼として宙を飛ぶらしい。朱桓はこっそり確かめた。やはり首は胴体からぬけ、どこかに飛んでいった。
そこで胴体に夜着をかけておくと、夜明けのもどった首は元に戻れず、いくたびか地にころげ苦しんでいた。あわてて夜着をとってやると首は元に戻った。
そんな中国の昔ばなしです。
秦の時代には落頭民という種族がおり、よく首が飛んだそうです。
現代日本では社員を退職においこむ。すごいいやがらせがあって、結局心理的にまいって首をとばされる現在の悲劇の話もあります。

宵待草・ほんとうはマチヨイグサ・・

2010年07月30日 | Weblog
宵待草とか月見草とかと言うと竹久夢路を連想してしまいますが・・・・
この写真はメマツヨイグサです。ま、仲間です。
世界一大きな・・・なんとかコンニャクとか月下美人が咲いたとか話題になってますが、ちょい小細工をして「花」に挑戦してみました。
ひらくのが難しくて「糸」を利用してあります。

ゆかたと風呂

2010年07月29日 | Weblog

昨日、ゆかたのことについて書いたが、別の本を見ると昔の上流貴族は風呂にはいるにまっ裸でなくユカタビラを着てはいったと。このユカタビラの略がユカタだそうだ。
風呂もまっ裸は上品ではないのだ。
当時は風呂といっても、むし風呂だったそうだから・・・そこらへんが現在とちがうのでした。

夏のできごと

2010年07月28日 | Weblog

浴衣はその昔は湯上りにはおり、水気をとりのぞく着物であった・・・・江戸のころより一般的な衣類となったようだ。
家に浴衣が届いたのでパチリ。
夕方、西の空が夕焼けだ。きれいな空だけど明日の暑さの予感。
ナントカサウルスを紙から飛び出させた。
明日は血液の精密検査・・・・いよいよ老体の進化。

アナモル・・・2

2010年07月27日 | Weblog

昨日は「幽霊の日」だそうだ。四谷怪談が最初に上演された日とか。
日本人の平均寿命のことをニュースで報じてた。三大病根が直ればまだまだ伸びるとかいってた。若者が少ないのに・・・・・若者と言えば
密かに応援していた松本工業が甲子園に行くことになった。話に聞くとスタンドの盛り上がりがすごかったと出場していた選手のお母さんが言っておられた。あんまりつながりがなければ、応援はどちらにするかと言えば、弱いほうとかになってしまうのは・・・判官びいきとかいうのでしょうか。どちらにしても高校野球は負けたら終わりの真剣勝負ですから、そこがいいのでしょう。

アナモルフォーズ

2010年07月26日 | Weblog
歪み像、ひずみ絵のことをアナモルフォーズという。簡単にいうとゆがめられた映像ということである。
ステンレスの煙突の残があったので写るように描いてみた。こういうのも一種のアナモルフォーズである。
四谷怪談といえば怖い話で有名だが、現代では忘れさられている。子どもたちは「お岩さん」など知らない。子どもたちが怖いのは自分がいついじめにあうのか、虐待にあうのかの恐怖感かも知れない。

アリノヒフキ

2010年07月25日 | Weblog

よその家なれど桔梗が咲いている。秋の七草だ。
蟻が地面に群がっている。花の咲いた桔梗の花の部分で蟻の群れをたたくと桔梗の花が赤にになる。平安朝の昔からの子どもの遊びであり、「アリノヒフキ」と言う名前ももっている。
なんか蟻酸とかいうものの働きとか。
暑い中、句会があった。

熱戦のベンチに残した夏帽子
稲妻を日記にとじこめ木曽の旅

色あせた電話帳に母のメモくせ字で綴る子等の番号
にぎやかに大口開ける子燕は工場閉鎖のうわさも知らず


が、高点句、首に選ばれた。

蚊取り線香の歴史

2010年07月24日 | Weblog

早起きをして庭の草をとる。暑さで外はほったらかしなので草伸び放題だ。やたらと虫に刺されかゆくてたまらぬ。
こういう時は枯れ葉などで煙を出せば薮蚊も退散するのだけど、今は火を焚くことも禁止になっている。蚊の季節でもある。
家の中は「蚊取り線香」で追い払える。
かの昔はこれを「蚊やり線香」と言ったそうだ。その頃は「蚊を追い払う」ということだったが、生ぬるい殺してしまえということで「蚊取り線香」になった・・・・とか。

そういえば小さい頃、田植えとか田の草取りの作業の時ににボロ切れを固く巻いたものを木の棒につけ、田んぼにさし煙を出して虫をおっ払っていた。たしか・・「カベ」?とか呼んでいた記憶がある。そんなことを思い出した。

キリコの塔

2010年07月23日 | Weblog

知り合いのお子さんが高校野球の県大会に出ているというのでテレビ観戦。延長までいって勝利した。明日は準決勝だ。公立高校だが私立に負けるなという監督の情熱をアナウンサーが報じていた。

キリコというイタリアの画家の絵を参考に羊羹の箱を利用して作ってみた。相変わらず平面から立体になる仕組みです。
キリコの画風と言えば、なんとなく殺伐な風景に奇妙な建物があったりする。そこに影などが登場し何かをを語りかけるような不思議な・・・難解です。でも雰囲気的には好きな方です。

ご来迎

2010年07月22日 | Weblog
葬儀があった。外の暑さはひどかったが斎場は冷房が効いていた。神式の葬儀の進む中、笙の音、横笛の音、小笛?の音が響き・・・なにかしら日本の人間社会が確立したころ、神事を中心に国家が成り立っていったのかな・・・と意味不明ながら考えていた。
遥かかなたの極楽浄土から阿弥陀三尊が五色の雲に乗り、たえなる音楽をかなでて亡くなった人を迎にくる。このことを「来迎」という。
登山で言う「ご来迎」は自分の影が霧に映り仏が迎にきたと錯覚したのが名前のはじまり。そのままむかえられて帰ってこない人もいる。気の毒だ・・・だいたいの人は太陽が上がってくることを見ることを「ご来迎」と言ったりしている。どっちでもいいが、そっちは「ご来光」だ。