武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

ヒマラヤ王子

2020年03月03日 | Weblog


この物語は信濃毎日新聞に連載され、小冊子として当時80円で売りだされた。
これは表紙であるが左の白いところは私が補修した。昭和20年後半だ。
文章と絵が交互に書かれた当時「絵物語」と言われた形式だ。
父を探してヒマラヤ山脈に入り、隕石の放射能から誕生した奇人、奇獣、奇鳥など登場する。
新聞の連載が好評だったらしい。展開がおもしろく私も楽しみにしていた。
今はヒマラヤは未知の世界で、現在みたいに列をつくって登山するようなところでなかった。
雪男などが住む謎をふくんだ山だったのだ。
人間がわがままに荒らしまくっているので、未知の世界がだんだん減って来た。無念。