
農作業で耕運機など出る前は、牛・馬が大事な戦力だった。牛は坂に強いので山坂の多い山間部、平のところは馬という感じだった。
農家では玄関にはいると、横に牛がいた。完全に家族の一員という感じで、外の小屋ということはなかった。子牛が生まれるということも現金が入るということで大事だった。ただ馬喰さんがきて子牛を連れていくのは子どもにとって、母牛にとって悲しいできごとだった。あの両方の鳴き声は忘れられない。
小さい頃、牛というものは黒いものだと思っていた。ある時雑誌を見たら白黒のがいるのでびっくりした思い出がある。
テレビもなく新しい本など簡単に見れない僻地環境では、なにごともそうなのだ。今だと考えられない非情報化の世界だった。このほうが幸福かも・・・思う此の頃です。
私の子供の頃の思い出では、近所にいた牛はみんな茶色か赤系統だった記憶があります。
黒い牛はあまり見たことがなくて、正直なところ黒い牛は、ブランド化された「黒毛和牛」とかいって高級なもの・・・というイメージがありました。
今の仕事になってよく餌を運んでいくので、黒い牛も身近で可愛いものとなりました。
茶色系は朝鮮半島の牛の流れだと思います。学問的うらづけはありません。