こういう情景は、昭和も30年代だ。

手動のバリカンなるものが、家にあり。散髪をしていた。親父も爺も丸坊主だから、みなお世話になっていた。
わたしもとうぜん小さい頃からお世話になった。この散髪は刃が切れないうえに、どんどん刈ろうとするので毛をひきぬくことがあって、とても痛く散々だった。
しばらくして高校生になる頃、電動バリカンが世に出て地獄から天国へ行った気分になったものだ。
こういうのをバリカン悲哀という。

手動のバリカンなるものが、家にあり。散髪をしていた。親父も爺も丸坊主だから、みなお世話になっていた。
わたしもとうぜん小さい頃からお世話になった。この散髪は刃が切れないうえに、どんどん刈ろうとするので毛をひきぬくことがあって、とても痛く散々だった。
しばらくして高校生になる頃、電動バリカンが世に出て地獄から天国へ行った気分になったものだ。
こういうのをバリカン悲哀という。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます