
贈物の箱は現在の私にとっていい材料だ。中を仕切ってる紙片を取り出してふれると、ブルブル動くことがわかった。そこで微妙に動きが伝染する魚にしてみた。動きが伝わるのは、ま三匹くらいかな。

我が家のトマトだ。前から読んでも同じ文章になるのを「回文」という。トマトは回文とは言えない。
この肉何の肉?と問われれば「たぶん、豚」(タブンブタ)と答える。これだ。80歳のおばあちゃんが長い回文を作ってるのをテレビで見た。「こりゃ、まいった」という感じ。

終戦記念日・・・朝鮮や中国にとっては解放された日だ。当時21歳の銀行員だった女性の書いたものがある。「・・8月15日の詔勅に友だちは泣いている人もあったが、私はくやしいことよりも複雑な思いがしていた。(それは戦争はやめられる)という発見であった。戦争というものは永久につづく冬のような天然現象であり、人間の力ではやめられないような気がしてたのだ。」
現在考えれば戦争も続くものではないこともわかるが、そこに生きてる方の実感かもしれない。