“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

天中殺中の猪瀬都知事と五輪招致の行方と禁煙宣言の勧め!

2013年05月05日 15時48分32秒 | Weblog
算命学では運気が不安定で悪い時期を《天中殺》と呼んでいます。
天中殺はリズムを持って動いていた運勢がリズムを乱していく時、
時空、時間と空間の交わりのうち、空間のない、時間だけが流れる不自然な時、
ゆえに、天が見方してくれなくなり、自分の思うようにいかなくなる時なのです。

では、天中殺の時期は悪いことばかり起きるのかというと、
一概にそうともいえず、
宝くじに当たったり、コンクールで入選したりということもあるのです。
ただ、それは予測不能で、良いことも起きれば、その反動でそれ以上に悪いことも起きるのです。

つまり、天中殺の時期というのは、
パイプの中でリズムを作って流れていた運勢にとって、
ある一定の期間(たとえば年運天中殺ならば2年間)、パイプの枠なくなってしまうので、
運気の振幅が大きくなり、良いことも起きれば、
その反動でジェットコースターにでも乗っているように、
加速度的にしっぺ返しの悪いことも起きるのです。
たとえば、せっかく予期せずに宝くじが大当たりしたのに、
なんとその宝くじが火事で焼けてしまった・・・という具合です。

さて、アメリカ出張中にニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応えた
猪瀬東京都知事が、五輪招致のライバルであるイスタンブールを意識しつつ
イスラム圏を批判するような発言をして問題になりました。

そして、この失言により、東京の五輪招致の先行きに暗雲がさした・・・という声が起こり、
猪瀬都知事もその火消しにやっきになっています。

いやはやとんだ失言で大変なことになってしまいましたが、しかし、そうなるのも必然なのです。
なぜなら猪瀬知事は、いま辰巳の天中殺の真っ只中にいるんですから。

猪瀬都知事は、天中殺の最中の去年の12月の都知事選挙で、
433万8936票という圧倒的な得票数を集め、
これまた辰巳天中殺中の石原慎太郎氏の後を受けて、
後継の東京都知事に当選しました。

すなわち天中殺中に都知事に就任という大きな名誉を受けた幸運を味わったわけですが、
今回の失言問題は、言うならばその幸運のリバウンドのようなしっぺ返しといえます。

彼はもともと傲慢で上から目線の嫌味な物言いが特徴の人間ですが、
まさに今回の失言問題は天中殺の恐ろしさを物語っているといえるでしょう。

しかしながら、天中殺の脅威がこれで終わるわけではありません。
このあと、今年の9月にはいよいよ2020年のオリンピックの開催地が決定されるわけですが、
東京へオリンピックを持ってくるという招致の旗振りを、
猪瀬都知事がしているという限りにおいては、東京が勝てる可能性は低いといえます。

では、どうすればいいんだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
とりあえず、僕はいま運気が強い安倍さんに活躍してもらうほうが賢明だと思います。

そもそも僕は、東京都の代表でありながらヘビースモーカーである猪瀬さんがあまり好きではありません。
だから、先の都知事選挙の時も、
禁煙派で受動喫煙防止条例推進派の松沢成文さんに一票を投じました。

実は、その背景にはオリンピック招致の問題もからんでいるのです。
皆さんは、こんな話をご存知ですか?

WHO(世界保健機構)とIOC(国際オリンピック委員会)は、
以前から「タバコのないオリンピックを目指す協定」を結んでいるのです。
スポーツの祭典であるオリンピックは、健康的な祭典でなければなりません。
つまり、オリンピックは禁煙の象徴のような大会なのです。

このため、これまでのオリンピック開催都市である
バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネ、北京、ロンドンには、
すべて罰則付きの受動喫煙防止条例が存在しています。
あの昨今のスモッグ騒ぎの真っ只中にある中国でさえも、
北京オリンピック開催前には条例を作ったほどです。

さらに、2020年のオリンピック招致の最終候補に残っている東京以外の都市、
マドリード、イスタンブールにも、受動喫煙防止条例が制定されています。

ところが、わが東京はどうかというと、猪瀬都知事や愛煙派の議員さんの力が強いこともあり、
いまだにWHOやIOCが求めている国際標準の受動喫煙防止条例が成立していないのです。
これでオリンピックを東京に持ってこようなんていうんですから、まったく笑っちゃいます。
《この感動を次は、ニッポンで!》なんて、
地下鉄の中にいくらポスターをぶら下げても土台無理な話、無駄な抵抗のように感じます。

猪瀬都知事は、かつて上智大学で講義を持った時、
禁煙のはずの教室で喫煙をし、それを抗議した女子学生に対して、
「君らの席は禁煙でも教壇は喫煙席、分煙しているんだ。文句があるなら授業を受けなくていい」
と言い放った筋金入りの愛煙家、
ゆえに、この期に及んでも受動喫煙防止条例を施行しようなどとは思わないでしょうが、
もし本当に東京にオリンピックを持ってきたいのなら、
いいですか、たとえパフォーマンスだと揶揄されてもいいから、
「私はオリンピックのために大好きなタバコをやめます!」と堂々と禁煙宣言をして、
都民にその覚悟を示してほしいものだと思います。

まぁIOCの視察団が来た時に、くわえタバコでテニスをしなかっただけましかな(笑)



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