佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



   

国宝四城 姫路城、彦根城、松本城、犬山城の一つ琵琶湖を臨む井伊家の城・彦根城。

佐倉藩主堀田正睦大老が1858年タウンゼント・ハリスが日米修好条約の調印を求めてきた時に、

孝明天皇から条約の勅許を得ようと奔走したものの攘夷派の強硬な反対で却下され、

それがもとで失脚。その後に大老となったのが彦根城の井伊直弼。

日米修好条約を締結し、開国近代化につなげたとして評される井伊大老は、

天皇から条約調印のための勅許を得ずして締結してしまったのです。

その後は安政の大獄、桜田門外の変と時代は動いていくわけですが、

条約締結・安政の大獄・桜田門外の変について、その時代そして後世の、それぞれの違う立場から

評価は全く違いますよね。

物事を判断する時には、多面的に見る事も忘れてはいけない事を教えてくれています。

三角に見える円錐も上から見ると円形ですし。

勅許を得ず失脚した堀田大老、勅許を得なくても条約締結した井伊大老は対照的なようで、

お互いの大老が、止むに止まれない苦渋の選択せざるを終えなかった立場を

理解していた気がいたします。

桜田門外の変で水戸藩士達の手によって命を落した井伊大老の曾孫直愛は

後に彦根市の市長となり過去のわだかまりを払拭するかのように、彦根市と水戸市を

姉妹都市とした。

本日の第5回広報広聴委員会では、議会報告会の大枠がやっと決まりました。

これも、委員が話し合いの上で、多面的に判断しようとし、一歩前進出来た証ではないでしょうか。

第1回議会報告会は11月13日(日)13:30~佐倉市役所奥 社会福祉センター3階会議室

議員全員が出席しますので、是非今の内から皆様のご予定に入れておいて下さいね。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

※上部写真 10月16日 彦根城能チラシ 

私は、前日の井野中30周年記念式典に出席してから向かいます。

先月の下見は渋滞に巻き込まれながらの弾丸ツアーでしたが、10月はどうなるやら・・



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )