日比谷公園内にあり百余年の歴史ある日比谷図書館は、平成20年に東京都から千代田区に移管され、
昨年の11月、全面改修し、図書館、博物館、カレッジの3機能を融合した、総合文化施設として
生まれ変わりましたーまさに、公共施設の効率的利用です。
ハコモノといわれる施設から、機能充実、公共施設の効率的な利用へ考え方を変えていかなければ、
自治体はやっていけません。
15万冊の図書を、番号順に並べるのではなく、ビジネス、ライフスタイル、芸術、地域・まちづくりなど
カテゴリー別に4つのゾーンに分類して配架しているため、調べ物には適していると感じました。
博物館機能の常設展示は、縄文から近代江戸・千代田の歴史について展示され、特別展示室は、
年4~5回特別展示を行います。
日比谷カレッジは、学びと交流と題して、幅広い講座が開かれています。
200名収容のコンベンションホールから会議室までありますから、
平日は特に在勤の方がたくさん利用されるそうです。
施設の大改装に伴い、指定管理者による運営になり、ダイニングレストラン、カフェも
本が持ち込めるおしゃれな空間でした。
これからは、既成概念にとらわれない公共施設の効率的利用を構築し、複合施設にしていくことで、
歳出のムダを省いていけると考えています。