先週6日の一般質問で改めて、防災意識の向上を以下のように冒頭で訴えました。
大災害発生時、自助7共助3です。そして、時間を経てから自助6共助3公助1です。
H27年2月議会一般質問議席6番橋岡協美
通告に従いまして、質問をさせて頂きます。
この3月11日で東日本大震災から4年となります。被災し亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表し、未だ避難所で不自由な生活を送っている
被災者の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。さて、この4年間で佐倉市の防災対策は確実に進んだと評価をしている所ですが、
他方で市民職員の防災意識は進んでいるのでしょうか?この度、佐倉市地域防災計画(修正案)に係る意見公募がありましたが、
寄せられた意見はお一人の方から6件のみでした。また、自治会・町内会で行われている防災訓練は、東日本大震災直後に比較して減少傾向にある
ところも多く見受けられます。中央防災会議が「南海トラフ巨大地震対策」の最終報告では、「1週間分以上の備蓄が必要」と発表されましたが、
個々の家々ではこの備蓄が十分とは言えないのが現状です。被災地の方々が口々に、この大震災が忘れられることが一番つらいとおっしゃいます。
大震災はじめ台風・大雪災害を忘れることなく、防災意識の向上こそが自助力がアップし、命を守ることに直結しますので、市としてもしっかりと
取り組んで頂きたいと思います。
昨年度出されたこの国の防災会議の報告書によりますと、東海、東南海、南海トラフの地震が連動して起きた場合、支援が届くまでに時間がかかるので、
3日の備蓄では足りないのではないか、1週間の備蓄を提言するという報告書がまとめられています。それを考えますと、1人1日3リットルと考えまして、
1週間で21リットル、2リットルのペットボトルが10本要るわけです。我が家は5人家族ですので、105リットルです。そうしますと、
6本入りのペットボトルのケースを8ケースぐらい置いておかないと備蓄したことにはならないのです。これほど水というのが大事だということを
市民の皆様に知っていただきたいということを考えます。水とあわせて食料も、今は乾パンであるとか、乾き物だけではなく、
ローリングストックという考え方が広がっています。レトルト食品を組み合わせて、ローリングして食べながら備蓄していく、古いものを1カ月に
1遍、賞味期限が近づいてくるものから食べていくという考え方もあります。
津波で多くの命を失った女川町では、1000年先の命を守る取り組みを高校生がしています。
今日という日に改めて、災害発生時に大きなウエイトを占める、自助力をまず見直してみました。
備蓄は1週間分。避難所は家が全壊した方が避難する場所です。避難所の収容所の人数は7人に1人分です。
自宅避難、籠城出来る備えを!