平成23年度及び平成24年度に生じた損害(放射線対策に要した費用)の賠償
(1)調査測定費用 395,928円
(2)除染費用 495,591円
(3)給食検査費用 11,566円
(4)人件費及び旅費 64,024,145円
佐倉市の家庭ごみなどを処理している佐倉市、酒々井町清掃組合(酒々井町墨)では、ごみ焼却処理施設から排出される飛灰、
不燃残渣、脱水汚泥について、平成27年3月6日に採取を行い、放射性物質の測定を行いました。
その結果、飛灰及び不燃残渣ならびに脱水汚泥とも、環境省の基準値1kgあたり8,000ベクレルを下回っていました。」と
佐倉市のHPに掲載されていました。
平成23年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境汚染に
対し放射性物質対策に要した費用の請求については、どうなっているのでしょうか?
佐倉市、酒々井町清掃組合HPhttp://www.ss-seisou.jp/000_osirase/000_2012.06.26.html
佐倉市、酒々井町清掃組合は、
一部事務組合で1市1町(佐倉市、酒々井町)から排出される一般廃棄物の
処理処分をしている中で、、平成23年7月から焼却飛灰、不燃残渣、排ガス、放流水等の放射性物質濃度の
測定を行っています。また、放射能物質に起因して、処理処分の変更を余儀なくされていることについては
東京電力福島第一原子力発電所の事故に起因するものとして、
平成24年6月21日、東京電力株式会社に対し、事故発生から平成23年度までに実施した
放射性物質対策に要した費用のうち、国の補助対象経費などを除いた費用を東京電力株式会社への請求しました。
その結果、
佐倉市、酒々井町清掃組合が放射性物質対策に要した費用
平成23年度分 金 1,350,300円(全額支給)
[内訳]
1.放射性物質測定業務委託 405,300円
2.排ガス等放射性物質測定業務委託 286,650円
3.排ガス及び放流水放射性物質測定業務委託 658,350円
平成24年度分 金 36,192,124円(全額支給)
[内訳]
1.検査費用: 994,560円
2.副次産物の保管費用: 480,418円
3.副次産物の処理費用: 34,717,146円
については、全額支給されましたが、
平成23年度及び平成24年度に生じた損害(放射性物質測定業務委託、排ガス等放射性物質測定業務委託、排ガス及び放流水放射性物質測定業務委託など
放射線対策に要した費用)の賠償には、進展が見込まれないことから、原子力損害賠償紛争解決センターへ『東京電力に対する損害賠償』に係るあっせんを
千葉県内8市が同時に申し立てました。
賠償は根本的な解決ではありません。一日も早い福島第一原発事故に対する安全対策を万全にし、被害を収束させることにあります。