志津地区議員団視察で佐賀県へ。
人口3万人の佐賀県鹿島市では、平成23年2月27日に開催された第60回記念公認鹿島祐徳ロードレース大会に、
初めて関東学生陸上競技連盟所属大学である「明治大学」「東洋大学」「大東文化大学」「日本大学」が参加しました。
その大会時に、連盟関係者が、クロスカントリーコースや陸上競技場がある蟻尾山公園を視察し、
「クロスカントリーコースと陸上競技場が隣接している事。さまざまなトレーニングに対応できる環境が整っている事」
の環境の良さを挙げ、合宿の検討を示唆したそうです。これをきっかけに鹿島市として補助金を出し合宿誘致の
取り組みが始まりました。地域振興と青少年育成をはかっています。
補助金は市内の宿泊・食事に消費され、一流の選手の走りを見ることが出来るので、青少年に夢を与えます。
また、陸上教室を幼稚園から小中高校で開催するので青少年育成に寄与出来るというものです。
「鹿島市まちづくり推進構想(鹿島ニューディール構想)」は「佐賀県鹿島総合庁舎の市内での移転」や
「公的施設の中心市街地への再配置(空商業スペースの活用)」と「JR肥前鹿島駅の整備」などの計画を総合計画の中から
優先順位を決めコンパクトシティーを実現する施策でありますが、ここに至るまでとこれからの課題について、
松尾勝利議長と担当者から説明受けました。九州新幹線場長崎ルートが開通し鹿島を通過すると、鹿島を通る特急が
大幅に減ってしまうので、苦慮している状況も伝わってきました。
観光産業振興としては、勝利の神様である祐徳稲荷神社が年間270万人の来訪者があります。
また、世界チャンピオンに輝いた日本酒「鍋島」は、ここ鹿島の酒蔵で造られています。
鹿島酒蔵ツーリズム
3月に開催される市内6酒蔵を巡る鹿島酒蔵ツーリズムでは2日間で4~5万人が来訪していますが、民間企業も行政も
たゆまない努力を積み重ねている結果でもあります。
人口減と少子超高齢化の地方自治体が抱える課題は同じで、必要に迫られた施策からは数々のヒントを
得ることが出来、今後の議員活動に活かしていきたいと思います。