少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

Averted Vision

2008-09-23 22:00:34 | 天体観測
なんのことはない「そらし眼」のこと。天文をやる人ならだれでも知っている暗い星を見るためのテクニック。要するに見たい星や星雲をわざと見ずに、あさっての方向を見つつ、気持ちは見たい星に向けるというやり方だ。ただ、Wikipediaで調べるとaverted visionについては、その効果について議論の余地があるらしい。やってみると明らかに直視とは感度が違うんだけどね。それからその記事によると右目で見るときは右上の方に視線をそらした方が良いとある。なんでも盲点に対象が近づくの防ぐためらしい。これは知らなかったが、確かに自分でも今まで右上を見ていたような気がする。

ところで、このテクニック、なんとなく暗い対象を意識の中に持ち込むことはできるのだけど、その分解能があまり高くできなくて、星があるかないかはわかっても、それが一個か二個かはよくわからなかった。なんかもどかしいのだ。

ところが、どうしたはずみか、最近ときどきそらし眼をしながらその対象をちゃんと「見る」ことができるようになった。どうすればいいのかはよく分からないのだけど、そらし眼状態(高感度モード)でそれぞれの星をちゃんと数えるくらいにはっきりと意識できたのだ。でも、集中が解けるとまたわからなくなってしまう。ちなみに双眼ではなく普通のアイピ―スを利き目で覗いているときのこと。

こういうことってあるのかしらん?