少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

AROMAで星見

2014-01-03 13:24:21 | 天体観測
お正月は沖縄で過ごしたが、滞在中はお天気も良く温暖で快適な数日だった。夜にはビクセンの小型フィールドスコープAROMA 52-Aで星見をした。ちょっと上着を着て居れば寒くもなく、東京では考えられないような穏やかな夜だった。

AROMAによる星見については、AL25というアイピ―スをつけると倍率25倍で、メジャーな星団星雲を見ることができた。M31,M35,M36,M37,M38,M42,h-x二重星団、バラ星雲(星雲そのものはビミョウ)、M45などである。M1の存在もかすかに見えたような気もするが、先入観で見た気がしただけかもしれない。まあ、このくらいだったら都会にいてもそこそこの望遠鏡であれば余裕で見えるものばかりだったが、それはそれ、天の川も分かるような空のもとでの星見は、また格別のものがある。

星を見つけるためにGL15というアイピ―スを買ったのだが、これが妙に視野が狭くて3度ちょっとしかない。お陰で星を導入するのにずいぶんてこずった。昼間、フィールドスコープとして使う時には、スコープの横についてる標的を使えば大体の狙いをつけられるのだが、夜はこれがサッパリ分からない。結局大体の方向を定めた後は、やみくもにスコープを振ってターゲットを見つけるしかなかった。他のアイピースを使ってもあまり視野は広くならないので、写真のように単眼鏡を縛り付けてみるのはどうだろう?ニコンの単眼鏡は9度も視野があるので、オリオンの三つ星も楽に視野に収まる。適当に固定しても、それほど精密にする必要もないので問題はない。(ちなみに現場ではこれは試していない。帰ってきてからやってみただけ。)

50mmしか口径がないので、散開星団でも星雲のように見えることが多かった。像自身はそれほど悪くないので、もう少し倍率をかけて40倍くらいにすればよかったかかなと思う。