少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

モノクロの撮影対象

2005-07-18 16:55:59 | 写真
モノクロ写真を撮るようになってから、ものの見方が少し変わった気がする。

つまり、モノを明るさの濃淡でみたり、その形に注目してみるようになったのだ。

光が徐々に変化する竹の表面や単車の燃料タンク、そういったものが目を惹く。

ただ、色が綺麗なだけの花では面白くない。コントラストのはっきりしたアリストロメリアの花の模様を美しいと思う。


Tri-X 400を使う

2005-07-18 16:51:14 | 写真
今週はいつものフジのフィルムの代わりにコダックのTri-Xを使って見た。値段は、フジのネオパンより20円ほど高い。本当はちゃんと実験をやって、このフィルムのスピードを求めるべきかもしれないが、面倒くさいので今までの条件をそのまま使う。フィルムスピードは125で撮影し、いつもと同じ現像条件で現像した。

結果はまあまあ。はっきりってフジのフィルムとの差はよく分からなかった。ベースの色が少し青っぽいくらいのことしか分からない。少し印画紙の焼付け時間が長めになったような気がするのは、このベースの違いなのだろうか。撮影時の露出が今ひとつ安定していないので、断定的なことはいえない。

良いお百姓について

2005-07-18 11:29:09 | 哲学
うちの家の前には小さな土地がある。もともとは芝生が植えてあったのだが、いつのまにか芝生がなくなって雑草だらけになっていた。マンションの共有部分なので本当は勝手にいじってはいけないのだろうが、生垣と建物の間の日あたりの悪い場所で、そのままにしておいても雑草が生えてうっとしいだけなので、花を植えていた。

春先にスーパーや日曜大工の店で一鉢70円くらいの安い花を買ってきては植えた。合計20株くらいにはなっただろうか。

これといって丹精込めたというほどではないが、それでも植える前には元肥をいれ、気がつくと週末に草を抜いた。

実は去年もそこには朝顔をそだてたのだが、今年も自然に朝顔の芽が出てきた。まあ、朝顔も綺麗な花が咲くのだからということで、伸びるままにしておいた。

いま、どうなっているかと言うともともとの花を朝顔の壮絶な陣地争いになってしまっている。どちらかといえば朝顔の方が有利に見える。もうあたり一面朝顔の葉で埋め尽くされんばかりの勢いだ。

今、この花壇を見てみると、なんだかみっともない花壇と言う感じになってしまった。別に悪いことは何にもしなかったが、今の状況は今ひとつである。何が悪かったのだろうか。

それはきっと僕が、花壇の出来上がりをイメージして芽を摘まなかったためではないかと思う。全ての花に、朝顔にやさしく水をかけてやったことが結局は、こういう結果になってしまったのだと思う。

良いお百姓さんと言うのは、多分秋の実りをイメージして、その妨げになる芽や実、株を摘み取っていく。それをかわいそうとみるかどうかは、むずかしいところである。

何かを成し遂げるためには、必ず犠牲にする何かがあると思う。犠牲なしのやさしさだけでは、多分何もできはしない。YESだけではダメなのだ。NOが必ずいる。いやNOのないところにYESさえも存在しない。

何かを成す。何かを思う。それは全てコントラストによって浮き彫りになる。光だけではモノは存在できない。光だらけの月面では地形が良く見えないことと良く似ている。

25cmニュートンでの高倍率観測

2005-07-16 22:20:08 | 写真
先日購入した25cmのドブソニアンで月を観望した。
あまり天気が良くなく、うす曇りの中で観察した。

85ミリの屈折に比べると映像がピリッとした感じがあった。やはり口径の逆数で決まる分解能がきいているのだろう。

試しにタカハシのLE2.8mmというアイピースをつけてみた。望遠鏡の焦点距離が1250mmなので、倍率はその比から求められるので、約450倍ということになる。以前なら、そんな倍率は全く実用にならなかったが、この望遠鏡だとあまり像の崩れは感じられない。まあ、ドブソニアンは架台の移動が全部手動なので、高倍率のばあい、チョコチョコ鏡筒を動かすのは大変ではあるが。

ナグラー、タイプ5の16mmアイピースを二つ使った双眼装置で見てみた。これはものすごい迫力だった。ただ、頭が重くなって鏡筒がお辞儀してしまうのはいただけない。おもりか何かを考えることにしよう。

観測時間があまりなくスケッチを十分堪能することはできなかったが、結構楽しい時間を過ごすことが出来た。

GINJIの接眼部は結構きちんと作ってあって、ガタなどは殆ど感じられない。まあでかいことはでかいけど、それさえ気にならなければ良い商品だと思う。

写真の効用

2005-07-15 23:17:58 | 写真
写真の効用。それは、その写真がずっとそこにあり続けることによって発揮される。

撮影した人の思いが、ほんのわずかでも写真の中に込められていれば、それを見る人はその影響にずっと暴露され続ける。

家の玄関にある写真、お店の入り口にある写真、悲しくても、急いでいても、楽しくても、酔っ払っていても、その写真はそんなことと関係なくそこにあり続ける。

写真の力はそうやって発揮されるのだ。

光の二重性について

2005-07-14 22:33:27 | 写真
よく知られていることだが、光は相反する二つの性質を併せ持っている。一つは粒子としての性質であり、もう一つは波としての性質である。確かアインシュタインは、金属に光が当たって、その金属の中から金属原子がたたき出される効果の発見によってノーベル賞を受賞したんじゃなかったかと思う。もう一つの波としての特性は回折や屈折などカメラ関係でいつもお世話になっている話で、僕にとってもなじみ深い。

この話、大学の物理やいろんなところで何度も出てきているので、まあそんなもんかと思っているのだが、正直言ってちゃんと理解できたと思ったことが一度もない。大体波と言えば水面の波みたいに媒質の中を伝わっていくものであり、粒はボールみたいにちゃんと形のあるものがドスンとぶつかるものな訳で、この全然違う二つの概念を併せ持つ存在などと言うものを理解しろと言う方が間違っていると思う。

大体、この辺間での話はよくあっちこっちにころがっているのだが、僕はこの問題についてふと考えたことがある。それは、そもそも世の中と言うものは矛盾しているものなのではないかと言うことだ。

世の中は矛盾して当然と考えれば光の粒子性と波動性の共存は問題がなくなるではないか。なぜなら、その話は矛盾しているから。

しかし、このロジック(?)は非常に理解し辛い。なぜなら、普通の理解というのは、矛盾なく話を組み立てていくことによって成り立っているわけで、そこに「矛盾は矛盾ではない」みないた自己言及的な命題を入れることになると、ちょっと厄介なことになる。

でも、僕はこの世の基本的な原理として矛盾と言うものがあると思っている。でも、それではどうも毎日の生活をするのに不便をするから、論理が矛盾する問題を特別の処理によって回避しているのだ。

それは「信じる」と言うことだと思う。信じることは論理的に整合が取れているかどうかを問題にしない。神様を信じるとか科学を信じるとか、そういうことだ。心の問題は、矛盾の問題と深く関係していると思う。

ちょっと光とは違うところへ来ちゃったけど、写真と言うのがこの矛盾した光と関係していることも写真における人間のイマジネーションや思いの議論へつなげていけるような気がするんだけど、どうだろうか。

楊名時先生他界

2005-07-13 22:00:10 | 写真
僕は10年ほど太極拳を習っている。週に一回1時間半ほどのレッスンだ。ちっとも上手くはならないが、それでも10年もやるとそれなりの格好にはなる。時々昼休みに新宿中央公園で練習などもしたりする。お昼のちょっとしたリフレッシュになって気持ちがいい。

ところで、日本における太極拳の世界の重鎮である楊名時先生が他界されたという。享年80歳だという。僕は直接先生にお目にかかったことはないが、大学の先生をされながら独自の太極拳の世界を築かれた方である。なかなかの人物なのだろうと思う。太極拳などといういかにも体に良いことをされていたかたなのだろうから、もっと長生きされても良いような気もする。でも、きっとご自分にとても厳しい方だったのだことを考えると、何となく納得できるような気もする。太極拳と言うすばらしい世界を切り開いてくださったことに感謝の気持ちをささげたい。ご冥福をお祈りします。

時間を味方にする

2005-07-12 22:08:57 | 哲学
何かをするとき、時間を味方にするかどうかが非常に大切だ。

時間を味方にするってどういうことだろう。それは借金の利息のことを考えてみればいい。

年率20%なんて、家のローンを組んだことのない人なら大したことはないと思うかもしれない。一年経っても2割しか利息を取られない。まあ大したことはないと思うかもしれない。

でも、それは誤解である。年利20%などというのは恐ろしいほどの利率である。すぐに首が回らなくなってしまう。なぜか。

それは利息というのは決して休憩をしないことによる。一秒も休まず利息のメータは回り続けているのだ。そこが大切だ。

時間を味方につける方法。それは利息と同じこと。休まず進む。ちょっとづつでも良いから休まず進む。そうすれば時間が味方をしてくれるようになる。きっと。

写真を上手になること、仕事で製品の開発をすること、何にしても続けることが大切だ。続けることが、自らの自信にもつながっていく。

Bessa その後

2005-07-10 22:38:34 | 写真
カタログやコシナのホームページなどでいろいろと情報を見た。買ってきた本は、ちょっと古くてベッサL,T,Rの3機種しかのっていなかったのだが、どうも今はベッサRの進化版が売られているようだ。ファインダー倍率が1倍と0.7倍のやつ。新しい機種は金属をふんだんに使われているらしく、買うならこっちの方がいいだろうなあ。やっぱり持ったときの印象がちがう。

レンズもいろんなのがあって楽しい。値段もライカのようなとんでもない値段ではなくて、体に悪くない。

なんか、市場から高級コンパクトが消えて、それと入れ替えに生まれたようなカメラだ。まあ、すぐには購入とはいかないが、しばらくカタログ見て楽しもう。

職場が新宿なので、昼休みにヨドバシまでいける。今日も2階のカメラ売り場でベッサを触ってきた。他のカメラは知らないが、ちょっとシャッターはうるさい感じがする。あまり上品とはいえない音だ。ま、貴族のカメラじゃないからね。それも愛嬌のうちということで。

ANA

2005-07-10 17:10:21 | 写真
いえ、JALが嫌いと言うわけではないのですが、いろいろ全日空さんにはお世話になっているものですから。どちらも飛行機の中で子供がもらったものです。お父さんが取り上げちゃいました。
どうも新しいJALのロゴはあまり好きになれません。断然以前の鶴のマークの方が良かったですね。
といってANAのロゴはロゴと言うほどのデザインはありませんが、ブルーというのは基本的に僕の好きな色ですね。