GINJI-250D, Nagler V 16mm BINOVIEW
細い溝のような構造が小さなクレータを横切っていきます。谷とよばれる構造ですね。
両眼で見ると片目で見る時よりも拡大されたように見える。16mmの焦点距離の接眼レンズを双眼装置で2倍しているので実質8mmの接眼レンズをつかっているのとおなじ。これと高橋の3mmほどの接眼レンズと比べると、倍率は2倍以上違うはずなのに、見た目の印象はそれほど変わらない。コントラストも前者のほうが高いように思える。
月や星のスケッチは、暗い外で接眼レンズをののぞいては紙に写していく作業だ。おまけに書く対象は猛烈に細かい。細かいところばかりに気を使っていると全体のバランスが崩れて、そのうちつずつまが合わなくなってくる。まあ、僕のスケッチは科学的な記録というわけではないから、多少の脚色があったって構わないんだけど、それでもなんというかきれいに仕上げたい。どうすればいいスケッチが書けるか、それは我慢だと思う。ちょっと間違えて、もうだめだと思わず、次の一歩を踏乱す。また一歩、そしてまた一歩。30分もするとなんとなく形になってくる。ほらほらね。
写真もおなじかもしれない。いろんな所作やお約束をきちんきちんとこなしていく。そんな我慢の中から芸術というのは生まれるのだろう。
細い溝のような構造が小さなクレータを横切っていきます。谷とよばれる構造ですね。
両眼で見ると片目で見る時よりも拡大されたように見える。16mmの焦点距離の接眼レンズを双眼装置で2倍しているので実質8mmの接眼レンズをつかっているのとおなじ。これと高橋の3mmほどの接眼レンズと比べると、倍率は2倍以上違うはずなのに、見た目の印象はそれほど変わらない。コントラストも前者のほうが高いように思える。
月や星のスケッチは、暗い外で接眼レンズをののぞいては紙に写していく作業だ。おまけに書く対象は猛烈に細かい。細かいところばかりに気を使っていると全体のバランスが崩れて、そのうちつずつまが合わなくなってくる。まあ、僕のスケッチは科学的な記録というわけではないから、多少の脚色があったって構わないんだけど、それでもなんというかきれいに仕上げたい。どうすればいいスケッチが書けるか、それは我慢だと思う。ちょっと間違えて、もうだめだと思わず、次の一歩を踏乱す。また一歩、そしてまた一歩。30分もするとなんとなく形になってくる。ほらほらね。
写真もおなじかもしれない。いろんな所作やお約束をきちんきちんとこなしていく。そんな我慢の中から芸術というのは生まれるのだろう。