少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ティータイム

2007-10-12 23:32:35 | 写真
Hasselblad 503 CW, CFE 80mm Planar, extension tube 16mm, Velvia 100

箱根ガラスの森美術館にて。前回の教訓をもとにちょっと露出を多めにしてみたら、いい感じの写真になりました。

運命について(2)

2007-10-12 22:45:11 | 写真
写真だって同じこと。

いい写真や悪い写真。いい絞りに悪い絞り。あと0.1秒ずれていれば世紀の大写真になったかもしれない。あのカメラを使えばよかったのに。

それが方法論である間、あなたが選んだそのやり方がよかったのか悪かったのか、決してあなたはその本当の答えを知ることはできない。

なぜって、物事に完璧なんてないのだから。誰ものぼりつめることなんか出来はしない。

だれかが、それは正しいやり方だ。と言うかもしれない。

でもその瞬間に、いやそんなことはない。という声が聞こえてくる。どんなに技術を積んでも、それが人間の選択である以上、そこから悩みはきえないのだ。

だから、僕は赤い糸を信じたい。自分がその被写体に向かい、その撮影条件で、そのカメラで、まさにそのタイミングでシャッターを切ることを決めたのは、実は僕ではない。それは赤い糸であり、神であり、タオであり、コスモスなんだと。大きな、大きな営みの中のほんの一コマに過ぎないのだと。誰かが写真は縁だといったっけ。そう縁なんだね。神様が僕の人差し指を上からそっと押してくれているんだね。そら、今だってね。

そう考えたとき、いやそう信じることができたとき、僕は悩みから解放される。だってそれは僕の選択ではないのだから。

でも、この話には落ちがある。どうすれば、その赤い糸を見ることができるのかということ。それはね、とことん悩むことなんだね。逃げようと思ったその悩みに正面から向かうものだけに、神様はちょっとだけ赤い糸の端っこを見せてくれるんだよ。なんてこった。

運命について

2007-10-10 22:30:12 | 哲学
ものすごく他人に厳しい人がいる。仕事をしても、なんでも相手が悪いと決めつける。失敗はすべて他人のせい。会社に利益を生むという意味では、とても結構なことだ。

一方で甘い人がいる。提示された値段でものを買ってしまう。値切ったりは一切しない。相手の言うことをすぐ信じる。そんなことでは世の中を渡ってはいけない、と思うのも無理はないかもしれない。

どっちがいいのか。もしかしたらそれはどっちでもいいのかもしれない。運命という赤い糸がお人好しと厳しい人の間にピンと張られているのだとしたら。

考えてみると、いつも厳しい態度をとっていると、取引先との関係はだんだん悪化していくに違いない。いつまでもそんな態度では誰も信用しなくなる。

いつも甘い人は会社から叱責されるかもしれない。もう少し大人にならなきゃって。

結局、どんな風にふるまうかは一時のぶれにすぎない。その真ん中にある運命の糸からは誰も逃れることはできないのだ。いや、そう思えば判断を下すのも少しは楽になるということなのかもしれないがね。どう思います?

ネガと現像時間

2007-10-08 20:57:19 | 写真
最近のネガは、一本に一枚くらい気に入ったコマがみつかる。あとは駄目。
D-76(1:1)、22℃で5分40秒。大体曇りの撮影条件でこの現像時間。ピーカンの晴れだとまだ現像時間が長い。5分くらいに削ったほうがいいんじゃないかと思っている。
本などに出ている条件と比べるとだいぶ短いが、30秒に一回攪拌しているせいかもしれない。

なんだか、何年も黒写真をやっているのに、進歩がないような気がする。昔のプリントのほうがずっといい時もある。でも、自分でこのネガはいい感じかなあと思えるようになってきた気がする。プリントもいいなあと思えるようになってきた気がする。

現像の条件がどうしたというより、そういう目を養えてきたことが大きな進歩なんだと思う。見ることは作ること。見えなければ作れない。

怒ること

2007-10-08 20:43:20 | その他
仕事でも趣味でもなんでもうまくいかなくなることがある。政治家のやることが気に入らない。おもしろくないことは世の中にごまんとある。

何が正しいか。さっぱりわからない。でも、自分が悪くはないことだけは確かなように思える。だから、ほかの人に怒る。だった自分が正しくて他が正しくないから。

何が正しいかなんて誰もわからない。でも、自分が正しいという一点だけは、たぶん違っているんだと思う。だから怒ってはいけない。起こったら負け。間違いなく。

怒ってはいけない。他人を否定してはいけない。そうすれば勝てる、きっと勝てるんだ。

M71

2007-10-07 21:50:23 | 天体観測
Televue-85, Nagler V 16mm

箱根に家族で一泊旅行。見事に晴れて夜は一人で天体観望。これはや座にある小さな球状星団。結構空は暗いのだが、宿のそばは街灯が光っていて結構明るい。アルコールも入っているので暗いところへ車で行くわけにもいかず。いくつかの星が分解されて見える。