ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地 なう[暑秋]

2014-08-12 07:47:16 | 地域活動・つながり
暑さが続くものの暦では立秋となり、吹く風にも秋の気配を感じることもある。
台風11号が 四国から北陸を抜けた11日、快晴の渡良瀬遊水地を訪ねた。
ヨシ原が風になびく鷹見台では、車の窓越しのすぐ近くにチュウヒが現れた。
急いでカメラを取り出して車から降りたが、飛ぶ鳥の姿をなかなか狙えない。
近距離で動く被写体に戸惑っていると、新赤麻橋の欄干に降りて留まった。
距離は30メートルほど、望遠カメラを持参してこなかったことが悔やまれた。
間もなく別の一羽がやってきて、二羽がそろって悠然と飛び去ってしまった。

車に乗って 史跡ゾーン入り口に戻ると、月曜日で車ゲートは閉じられている。
道端のスペースに車を停めて、そこからは歩いて進入した後に西谷中橋を渡
りウオッチングタワーから 子供広場・谷中村史跡ゾーン一帯を歩いて回った。
学習センター脇の陽の当たる所で、木槿(むくげ)が花の盛りを迎えていた。
草原の中ほどには、絶滅危惧種の「アゼオトギリ」が 小さな黄色い花を咲か
せ、別場所では「ホソバオグルマ」が 花の終盤を迎えようとしていた。

コブシの木が陰を作っていたが、その実がカラスの好物になっているようだ。
実を自転車道に落とし、車輪に踏んでもらって殻を破るという知恵者ぶりだ。
また一帯には栃やクルミも何本かあり、いずれも実をつけて秋を待っている。
旧役場跡にあるクルミはオニクルミで、間もなく実が熟す時期になっている。
自然な落果を待てない人が、叩き落として採ろうと そろそろやってくる頃だ。
「カラスは車輪に殻を割らせ、人は道具と手で殻を割る」と、ひげ爺の独り言。
木も実も硬いクルミ、真面目で硬い私が 最初に使ったスキー板はヒッコリー。
コメント
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