こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

タコ・フィル

2016年09月18日 00時47分30秒 | 文芸
「アワーズホール」へ行く道検索しといてよ」
「え?」
わけのわからない顔をすると、すかさず第二弾が。
「明石フィルハーモニーの定演があるの」
「定演?」
まだピント来ない。
「自分の娘の初オケ、忘れたの。もう呆れるわ」
忘れたの?も呆れるも心外この上ない。
娘のオケデビューを知っていれば、忘れるはずがない。
パソコンの前や掲示板、カレンダー……ありとあらゆるところにメモを貼って健忘対策も立てる。

つまり、私のもとに情報伝達がなされていないということだ!

最近はこういう展開が多くなった。
妻も子供たちもスマホでline家族をやっている。
父親はガラケーで、メールと電話機能だけ。つまり仲間はずれ(?)
今回も父親まで情報は回ってこなかったのだ。
文句を垂れると、あっさりあしらわれる。、
「そんないまいわんでもええやん。娘の演奏聴きとうないんか」
そんなはずはないでしょうが!愛娘の記念すべき演奏会、ひとりでも飛んでいく~~!
結果、アワーズホールのアクセスをせかせかと調べる。そしてプリントアウト。

これで19日の演奏会はバッチリ!
もうさっきの腹立つ妻の対応への怒り(?)頭から消え去っている。

考えてみれば、35年間培われた夫婦関係を、いまさら改められるはずもないのだ。幸せなら、それでいいと自分に言い聞かせる私。

学生時代のオケは鑑賞しているが、社会人オケの鑑賞は初物だ。早くも楽しみでワクワクする愚かな父親である。

妻との関係ではなく、娘の演奏を聴ける幸せ感なのだ。
コメント
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