こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

雨のなか

2016年09月23日 00時24分14秒 | 文芸
二か月ぶりのウォーキングに参加。 七、八月と酷暑の間は予定がなく、またお腹ポッコリ体形に戻ってしまった。やはり、目的とお仲間がいないと、継続できない怠け者だ。
 さあ、今日は歩くぞ!と勢い込んで集合場所の北条町駅(北条鉄道始発駅)へ!ところが、あいにくの雨模様。
 八十人近い参加者は、雨合羽や傘姿。キャンセルして引き返す人もないのは、やはり二か月ぶりのウォーキングだからかな。コースは『謎多き加西の古井戸散策コース』だ。
 まずは『乳の井戸』。夜中に真っ白い乳のような水が湧き出し、朝には透明に戻るという摩訶不思議な井戸。母乳が出にくい母親が、ここの水でご飯を炊き食べると、母乳がたっぷり出るといわれている。
 また雨が本降りに。こりゃたまらない。それでも一行は進む。
 次は修布の井戸。播磨風土記で、水を汲みに来た女性が吸い込まれたとある。それで「スウ」が「スフ」になったらしい。井戸がある里も修布里と呼ばれているのだ。
 最後はホムチベの井戸。ここまでくると、もうグッショリ。播磨風土記に『品遅部(ホムチベ)村』の記述がある。その名がいまに伝わっているのだ。
 次に予定されていた長圓寺は、雨のためスルー。ひたすらゴールに向かった。
 北条町駅に着くと、ホーッと力が抜けた。やはり、ウォーキングは晴天の下がいい。
都合三時間あまり。十一・五キロの踏破だ。
「どないでした?」
 地方紙の記者が取材に。四回精勤の参加で、観光課のスタッフが指名してくれたらしい。光栄なことだ。
「どないもこないも「○雨じゃ濡れて参ろう」にはなりませんわ。それに今回の井戸巡り、すこし地味すぎましたね」
 と言いたい放題。若い記者は鉛筆を走らせていたが、ボツになるかどうか、明日の朝刊が楽しみだ。となれば、また図書館まで出向いてこなければならない。二万五千歩歩いた翌日の一万六千歩(家とイオンの往復)は、ちょっときついかな。
 しかし雨の最悪条件下ではあったが、久しぶりのアウトドアー・ウォーキング、快感であった。次回は十月十五日の『後藤又兵衛ゆかりの地散策コース』だ。あの豪傑が生まれたのが、わが故郷なのである。実はわたしも最近知ったばかりである。いや~楽しみだ。
コメント
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