こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

座敷火鉢

2022年12月17日 13時11分33秒 | 日記
年末が近づくと、
家族が忙しくなるのは例年通り。
そこで夕食は独食が多くなる。
きのうも一人夕食。
冷凍しておいた金目を煮つけにしたのをおかずに、
自分好みの膳をセッテイング。
他の家族の嗜好を考えた料理を気にしなくていいのは、
ある意味助かる。
野菜たっぷりの味噌汁と炊き立てのご飯、
理想的なマイ・ディナーになった。
美味かったなあ。

しかし、寒さがきつくなっている。
暖房をつけるのは勿体なくて、
重ね着とストーブで凌いでいる。
こんな時に、
あんな大きい火鉢があったらなあなんて考えてしまう。

子供の頃、座敷にデーンと置かれていた座敷火鉢。
小さい子供ならスッポリ入ってしまう程の大きさだったと思う。
いこった炭で結構あたたかった。
ヘリに尻を置いてあぶると、
熱いぐらい。
そこに餅網を置いて焼いたのがサツマイモ。
薄く輪切りにしたのを食べたものだ。
丸っぽの焼き芋より、
私は大好きだった。
切った面にポツポツと焦げ目がついて、
二つに割ればホックホック。
寒い季節にこたえられない旨さだった。

火鉢は藍色に黒が入った山水画が側面を飾っていた。
今ならかなりの値打ちもんだろうな。
しかし、あの記憶にしっかりと刻まれた座敷火鉢、
今はもうない。
ただ懐かしい記憶を蘇らせ、
暖を取る私だった。(笑)
コメント
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