こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ニコニコ

2016年05月21日 00時33分35秒 | 文芸
新設高校の創立期に学び、

クラブ活動も

自分で作った同好会だったので、

先輩はいない。

新設校特有の自由な校風もあって、

後輩に「先輩!」と

呼ばれる機会も皆無だった。

初めて先輩気分を味わったのが、

創立十周年時。

同窓会役員の立場で

記念祝賀の実行委員会に参加すると、

顔も知らない後輩たちの方が多い。

気遅れを覚えたが、

同じ学び舎で育った絆は

ちゃんと生きていた。

「先輩!」

 祝賀イベントの企画を進める中で、

後輩たちは

当然のごとく呼んだ。

しかも頼られて、

先輩気分を満喫する。

先輩がいない第一期の卒業生だから

当然と言えば当然。

(俺はお前らの先輩だ!)との思いで、

後輩をリードした。

 十五周年祝賀会で

同窓会役員を引退した後も、

母校へ顔を出すたび、

顔を合わせる在校生に

「先輩!」と奉られ、

ニヤニヤしている
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身だしなみ?

2016年05月20日 00時05分41秒 | 文芸
選んだ仕事は調理師。

表に出ない地味な仕事で、

いつもコック服や白衣だった。

時々着替えるのが面倒くさく、

汚れた白衣姿で通勤したりした。

それを上司に見られてしまった。

「職場と私生活を

一緒くたにすることは、

自分の仕事に

誇りを持ててないからだ。

調理人の身だしなみは、

いつも清潔な白衣を

身に着けることだろ。

それを私生活で

着回しするなんて、

自分の仕事を

冒涜してるようなもんだ」

 上司の言葉に

頷けるものがあった。

白衣は,

ひと様の健康に直結する

食べ物を扱う仕事を

象徴するものなのだ。

いつの間にか忘れていた。

そんな自分が恥ずかしくなった。

 以来、

仕事着である白衣は、

汚れたらすぐに洗い、

常に清潔なものを身に着けた。

すると、

仕事も順調で

自信が持てるものになった。

身だしなみを疎かにして

仕事は出来ないと,

ようやく悟ったのである。
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ウォーキング・ルポ・山下城跡

2016年05月19日 00時18分10秒 | 文芸
5月17日。

加西風土記の里ウォーキング

本年度2回目の日だ。

三重の里と山下城跡散策コースである。

フリーウォーキングになっていたが、

加西は観光協会のスタッフが4人も

これはありがたかったなあ。

地元の人間として68年だが、

いまだに加西のどこに何があるのか

よくわからない。

まして方向オンチだから、

添歩員がいなければ

自間じゃないが

絶対にコースを

正確に踏破できなかったに違いない。

まあ情けない話ではあるが。

とにもかくにも

スタート地点の北条鉄道播磨横田駅に

集ったのは50人前後。

10時40分に出発のところを

15分遅れでスタート!

60分ばかり歩くと、

常行院に到着した。

常行院は

このあたりでは大きな勢力を持ったお寺で

荘園は今の姫路にかけた広範囲にあったらしい。

その領地内でウブ声を上げたのが、

大阪の夏の陣で猛将ぶりを発揮した

後藤又兵衛だったのだ。

わが故郷に生まれた

英雄の面影をしのんだあと、

山下城跡へ向かった。

一説によると

赤松則祐の家臣

浦上七郎兵衛行景の居城だと言われている。

規模は大きく

本丸も広い面積を持ち、

立派な城郭を有した山城跡である。

頂上の本丸跡で昼食だ。

あさ急いで握ったおにぎり二個を食った。

タッパーに入れておいたべったら漬けもうまい!

城跡からの眺望も

いやー絶景かな絶景かな!

後は60分あまりかけて

北条鉄道長駅へ出発だ。

途中、

大塚古墳があるが、

周囲は草ぼうぼう、

この辺りはマムシが出没するので、

遠くから眺めて素通りした。

またいい季節になったら

やってきてみるかな。

そして長駅ゴール!

全長8キロ強の行程だった。

そして

私の場合、

北条町駅から播磨横田駅へ

長駅から北条町駅へと、

北条鉄道沿線をテクテクあるいたものだ。

結果25000歩!

よく歩いたもんだ。

自分を褒めてやりまたよ。

ただ2日後が怖いなあ。

足腰の筋肉痛が襲うのです。

はあ~~!やだね。
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損した~!

2016年05月18日 02時30分43秒 | 文芸
若いころ

アマチュア劇団のリーダだった。

 稽古が終わると、

必ず若いメンバーと喫茶店に向かう。

公演の打ち合わせや、

稽古の反省……

時にはメンバーのプライベートな相談にも乗った。

有意義なティータイムだった。 

「なんでも好きなもん

注文したらええで」

「コーヒー」

「紅茶」

「コーラー」

 メンバーの注文はドリンク。

ところが、

「ピラフにするか」

「え?」

 私のオーダーに、

メンバーは(またか)って顔になる。

そう、

私はみんなで楽しむお茶の時間に

食い物をひとり頼んで平気だった。

実はコーヒーや紅茶など

飲むぐらいなら、

食い物で腹をふくらます方が

お得だとの考え。

湯にコーヒーや紅茶の色がついたものに

お金を払うのは

勿体ないとこだわった。

最近は人並みに

お茶を楽しむようになれたものの、

やはり心の中は

(損したー!)と悔やみっぱなし。

家では家族にしらけられ、

お茶の時間に

モグモグパクパクやっている。

 
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娘が

2016年05月16日 23時47分14秒 | 文芸
「オーディションを受けるから」

 明石の交響楽団で演奏したくて

チャレンジするという。

「え?」と意表を突かれた娘の宣言。

以来、

バイオリンの音色が

毎晩響いている。

オーディションに向けた練習である。

 高校音楽科で

バイオリン専攻の娘は、

卒業を機に弾かなくなった。

大学で始めたサークル活動は

テニスという畑違い。

幼稚園のころから打ち込んだバイオリンに

燃え尽きた娘の新たな選択だと、

応援するのは親の役目だ。

 それが一年間の大学生活を経て、

彼女は自らバイオリンを

再び手に取る気になった。

若いころ教わった、

「やりたいことをやるよりも、

やれることをやれ」の言葉。

娘はやりたいものに費やした結果、

自分がやれるものの大きさに気づいた。

夢を追う楽しさより、

しんどくても価値あるものが

手元にあると。

娘の成長を喜ぶとともに、

精いっぱいの応援をしてやる。

それが親離れにつながろうとも、

悔いはない。

親の本懐ここにありだ。




きのう、うれしい連絡が入りました。

地元加西市の全国公募『愛の詩』コンクールに応募していた作品が、『根日女賞』に選ばれたという朗報でした。公募の入選も、自分のふるさとの公募だと、また格別に嬉しいものですね。これを励みに、これからもパワーアップして頑張るっきゃありません。やるぞー!
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そっと

2016年05月16日 00時34分11秒 | 文芸
失恋し、

人生真っ暗闇だった

青春時代のひととき。

会社も無断欠勤、

アパートの自室で、

布団を頭からかぶり

一日を送った。

ドアを叩かれようと

開く気もせず

立てこもった。

 そんな時、

郵便受けにコトンと

落ちたものが。

気になって覗くと、

切手の貼ってない封書が

一通あった。

封はされていない。

中身を取り出すと、

便せんが五枚。

墨で書かれた筆字。

思い当たるものがあった。

父だ。

 びっしり

文字が詰まった手紙と

思いきや、

あっさりしたものだった。

仕事場から連絡を受けたこと。

心配していること。

そして、

最後の一枚は、

父らしい正直な表現だった。

「いっぺん帰って来い。

風呂沸かしとくさかいにな。

ちょっと

ゆっくりしたらええがい」

 誰からだとは

書かれていなくても、

父の顔が思い浮かんだ。

馬鹿正直でお人好し、

それが父だ。

きっと毎晩風呂を用意している。

 夜遅く、

こそっと家に帰った。

ポケットに

父がしたためた手紙を

突っ込んでいた
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珈琲物語

2016年05月15日 01時00分21秒 | 文芸
「おとうさん。

わたし砂糖もミルクも

いれなくていいから」

 娘のオーダーに驚いた。

ブラックという、

私と妻が親しむ飲み方である。

妻はダイエットが主目的で、

私は独特の苦みが好きだから。

それを娘はいつも

「わー!

そんなの美味しいの?

ぜったい飲めっこない」

と言ったものだ。

 だいたい珈琲は口にせず、

紅茶一辺倒だった娘。

それを一変させたのは、

珈琲チェーン店で

アルバイトを始めたからだった。

 このきっかけにも驚いた。

実は私も同じ動機で、

紅茶から珈琲に好みを変えている。

二十代半ばで喫茶店に勤めたのは、

将来店を持つ計画の一端だった。

「喫茶店をやるなら、

自分が珈琲を好物にしなきゃだめだ。

珈琲の味がわからないマスターがいれたものを

飲む客なんかいないだろ」

 指導してくれたオーナーの口癖で、

時間が出来れば一緒に

珈琲をハシゴして回った。

最初は顔がゆがむほど

受けつけなかった珈琲も、

苦みがまず平気になった。

 ある店で、

私の珈琲イメージは一変した。

サイフォンで丁寧にたてられた珈琲を

口に含むと、

これまでの珈琲が偽物に思えた。

その珈琲はただ者ではなかった。

常連になって味と香りを手に入れた。

「うーん。

いいね、この香り」

 一人前の口をきき、

目を細めて珈琲をたしなむ娘。

そう飲むのではなく、

ちゃんとたしなんでいる。

すごい成長だ。

「どれどれ私も珈琲タイム。

アメリカンがいいな」

 仕事から戻って来た妻が

仲間入りをした。

妻とはジャズ喫茶で出会った。

どろりとした珈琲が満ちるカップを前に

ジャズのピアノ曲にひたる姿に

一目ぼれしたのだ。

その妻も、

いまは薄めの珈琲を

愛飲している。

 娘が好むポップサウンドをバックに、

親子三人が、

それぞれの珈琲にしたしむ光景は、

私が夢見た、

家族の理想図なのだろうか。
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小説(1995年作品)帰って来たヒーロー・完結

2016年05月14日 01時16分38秒 | 文芸
彼らの復活が影響して、今年の担ぎ手の意気込みはかなり違う。それをさらに煽り立てる兄たちの姿に、誠はムラの男たちの意地と底力を垣間見た思いだ。
誠は胸が熱くたぎるのを感じた。彼もムラの男衆のひとりに間違いなかった。
「ええか!気張ったれや!この一回しかない思うてのう!神さんにわしらの根性を見て貰おうやないか!」
「おうー!」
 男たちの興奮は頂点に達しょうとしている。担ぎ棒の下に肩を入れた。
「イクゾー!」
「おうよ!」
「チョンチョンチョン」
 周旋の拍子木が始まりを示す。
「ドーンドーン」
 太鼓が打たれる。乗り子の緊張が、バチに伝わっている。
「ヨーイヤセ」「ドンドン」「よーいやせ!」「ドンドン」「ヨーイートーセー!」
 男たちの気合は一つの力を生んだ。
 重い屋台がギシッときしんで、宙に浮いた。男たちの肩に分散された重量がまともにかかる。この瞬間がきつい。肩に食い込んだ担ぎ棒がギッギッときしりなる。
 歯を食いしばった担ぎ手の中に誠はいた。肩に直接食い込む担ぎ棒を、グッと堪える。腰を入れ、足を踏ん張った。
「ヨーホイサ!エエーヘンヤ~~!」
スーッと肩の負担が軽くなる。担ぎ手に均等な力の配分が生まれたのだ。このバランスを最後まで踏ん張り続けなければならない。
「カチカチカチカチ!」
「ドンドンドン!」
「ヨーホイサ!エーヘンヤ~!」
 せわしく交錯する囃しと太鼓と拍子木の乱打。
 布団を三枚重ねた屋根が特徴の祭り屋台は、喧騒とした境内に進み入った。奉納子供相撲の土俵を右回りに練り進む。直線的に進むと面白くない。ジグザグな屋台の動きが祭りを豪壮なものにする。担ぐ男たちはより一層大変だが、もう逃げるわけにはいかない。興奮の極致に身を置く必要がある。
「カチカチカチカチカチ」
 周旋は屋台の動きを拍子木でコントロールする。曲がるとき、観客と触れ合わんばかりな練の中、危険を察知すれば、拍子木を打ち鳴らして、担ぐ男らに知らせる。欠かせない役回りは、ベテランの独壇場だ。
「よーほいさ!エエーヘンヤ~!」
 屋台は境内を一回りすると、いよいよ本殿の前の奉納差し上げが待っている。一番の見せ場だった。境内の観客が唾をのみ、静まり返る。その時がやって来た!
「カチカチカチカチカチカチ!」
 三人の周旋により気が狂ったように拍子木を打ち鳴らされる。興奮のるつぼの渦中に、冷静を保たなければならない周旋だが、彼らの顔は真っ赤になっている。
 誠は担ぎ棒の中ほどにいた。一番逃げやすい外棒だった。屋台が転倒しても最も怪我を避けやすい位置だ。
 誠は周旋の赤い顔を横目で眺めた。なぜか冷静な自分が不思議だった。いや、こんなことじゃいけない。また無様な結果につながってしまう!
「カチカチカチカチカチカチ!」
 いよいよクライマックスの瞬間が訪れる。
「ドーン、ドーン!ドーン!」
 乗り子の太鼓打ちの調子が変わった。氏子による屋台での奉納神事が始まる。
「ええか!気―抜くな!気合入れや!」
 男たちが声を落として掛け合う。誠にも声がかかった。やるぞ!
「カチカチカチカチカチ!」
「ドーン!ドーン!」
「ヤーッショイ!」
 男たちは腰を入れた。足に踏ん張りを入れる。誠は担ぎ棒を両手で抱えた。
「カチカチカチカチカチ!」
「ドーン!ドーン!ドーン!」
「ヤーッショイ!」
 誠は気づいた。体が熱くなっているのを。
「カチカチカチカチカチカチ!」
「ドーン!ドーン!ドーン!」
 太鼓の音は激しさを増した。ここだ!
「ヨーイヤーセ!」
 いよいよだ。
「カチカチカチカチカチカチ!」
「ドーン!ドーン!ドーン!」
「ヨーイヤーセィ!」
 男たちはひとつになろうとする。
「カチカチカチカチカチカチ!」
「ドーン!ドーン!ドーン!」
「ヨーイヤーセィー!」
 ひとつになった。屋台にかかわる男衆も乗り子も、周旋も、かたずをのんで見守る垣内のおじいもおばあも、お母もお父も、子供らも、いまひとつになった!
 男たちの肩にビシーッと緊張が走った。ググーッと屋台が一瞬沈んだかの如く錯覚する。境内の誰もが息を呑んだ。
「そらー!ヨーイートーセェィー!」
 金剛力が男たちに宿る。一斉に筋肉が弾けるかのごとし逞しい腕を天に突き上げた。書き棒が手で支えられている。いま、屋台は天を突く勢いで差し上げられた。
「カチカチカチカチカチ!」
「デンデン!」
「ヨイヤサ!ヨイヤサ!」
「カチカチカチカチカチカチ!」
「デンデン!」
「ヨイヤサ!ヨイヤサ!」
 軽快で力強い。屋台は前後に激しくゆすぶられる。何度も何度も、何度も。最高の見せ場だった。誠は無我夢中で腕を上下させた。気が遠くなるような快感におぼれた。
「パチパチパチパチパチ!」
 境内を拍手と歓呼の声が包んだ。
「ヨーイヤセー!」
 最後に力強く差し上げて静止する。一秒二秒三秒……!腕が痛い。今にも崩れそうになる。歯を食いしばり、足を踏ん張り、それを堪える。誠の頭の中は空っぽになった。雑念は微塵もなかった。
「パチパチパチパチパチ!」
 また境内の歓呼がワーッと大きくなった。渦を巻くように強力に広がっていく。
(……やったー!)
 誠は心の中で快哉を叫んだ。
 誠は感じた。前後左右、周囲の男たちがヒーローになったのを。その渦中に誠は存在する。彼もヒーローになっていた。そう!氷見誠は、やはりヒーローなのだ。彼は帰って来たヒーローだった!

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歩けば

2016年05月13日 00時28分12秒 | 文芸
食材の買い出しは

いつも近くのスーパーまで自転車で出かけるが、

久しぶりに歩いた。

 山に沿ったわき道を選んだ。

幹線道路みたいに車の通行は激しくない。

というよりめったに通らない。

のんびりしたものだ。

 沿道にいろんなものを発見しながら歩いた。

古い伝説が伝わる井戸やお地蔵さんに道標……

車なら通り過ぎてしまうが、

歩きは便利だ。

興味を持てば観察するため道草を食える。

 小学校や中学校に通っていたころを思い出す。

四十分余りかけての通学は、

実に楽しかった。

季節に応じた新しい発見や観察に

何度も友達と道草を食いながら歩いたものだ。

 あの頃の自然はずいぶん失われたが、

まだまだ豊かだ。

田舎に住む者の特権である。

 途中出会う住人や自転車通学の中学生らと、

ごく自然に挨拶を交わしあう。

都会ではまず考えられない光景だろう。

ホッと癒される。

 五十分程かかり到着した。

疲れどころか気分は爽快だった。

時々歩くのもいいもんだ
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ぎりぎり~まい

2016年05月11日 23時59分57秒 | 文芸
朝日新聞阪神支局の女性記者から

新聞が送られてきました。

この間の伊丹市の表彰式会場で

取材を受けたものが

まとめられてきじになっていました。

「一生に一度の初恋」談義でした。

受賞者が熟年世代の男性ということで

興味をもたれたそうです。

しかし、

娘か孫のような女性記者を前に、

もうアガってしまいました。

いやはや大変!

なんとか最後まで取材に付き合えましたが、

性格は死ぬまで変わらないんだなと

実感させられました。

やっぱり

こせこせ文章を書くしか

僕には残る余生を送れないみたいですね。

てなわけで、

やっとこさかき上げました。

原稿用紙三十枚、

久しぶりの枚数です。

某公募への応募原稿だけど、

深夜二時にパソコンに向かってスタート!

翌朝の九時まで寝ずのチャレンジでした。

徹夜はこたえますね

この年になると。

若かりし頃は

二日三日連チャンもへっちゃらだったのに。

でも、なぜ徹夜をするかと言えば、

根が怠け者だからです。

公募の締め切りぎりぎりでしか

その気にならないという性格。

時には消印当日の朝から書き始めて

夕方五時前に郵便局に駆け込む始末。

これじゃあ推敲する暇もない。

いつも荒っぽい一発勝負にならざるを得ないのです。

それでも、

やめられない、投稿の魅力。

三〇枚の原稿を大型封筒に入れて

慌てて郵便局へ。

「はい。二五〇円です。

あと、こちらで出しておきますね」

「はい。おねがいします」

郵便局窓口の女性の

優しい口調に

(これは、運がいい。採用されるかも)

と、捕らぬ狸の皮算用しました。

とにかく、

締め切り日が消印だから

なんとかセーフでした。

この間なんか

必着を消印と思い込んでいて

「アウト!」

悔しかったなあ、本当に。

でも、

これがB型いて座の男の

バタバタ人生なんでしょうか?

下記は朝日新聞の掲載記事です。
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