難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

都議選告示 NHKのニュースには字幕がない

2009年07月05日 19時55分42秒 | 生活
090703-224703.jpgNHKニュースで都議選の告示が放送されたが、ローカルには字幕がない。

都議選は、解散か任期満了の総選挙を控えた帰趨を占うものとして注目される。障害者にとってもぎりぎりまで削減された福祉予算を充実する候補者を選ぶ重要なものだ。

東京都は、要約筆記者派遣事業は区市町村の事業として、今年度からこれまで行われていた中途失聴・難聴者団体などへの要約筆記者派遣事業を廃止してしまった。
東京都としてコミュニケーション支援事業を復活させるのは今のオリンピック優先、新銀行など税金の無駄使いの都政を変える必要がある。
注目するゆえんだ。

ラビット 記




介護概論のスクーリング 難聴者の社会福祉の学習

2009年07月05日 19時51分31秒 | 社会福祉の学習
090705-165618.jpg今期最初のスクーリングだった。

大妻女子大学の是枝祥子先生が講師だった。
これまでその場その場で経験で行われていた援助をその行為の理由を明確にし、その結果の評価をすることだという。
初めは何か理解できなかったけれども、介護が契約となり、介護サービスの利用者と家族にサービスの内容をきちんと記録して、目的と結果を具体的に示すものにしなければならないというあたりで、援助を専門的支援とすることだと理解し始めた。

利用者に関する情報を収集して、そのニーズ、必要なサービスを分析・検討し、サービス内容と注意点、結果の評価、次の課題とする必要があるということだった。
明確化とはサービスに従事する人だけではなく、利用者と家族に分かるように文字で示すということ。

夕方になるとそわそわし始める認知症のおばあちゃんに介護職員が話しかけるというのは、長年家族の食事の用意をしてきたことや一人暮らしの息子のことを思っての行動と理解して、安心させるような言葉をかけることが出来るのが専門的支援だ。これを家族に説明するということだ。

もっと研究が必要だが、難聴者向け手話講習会は今後このような自立支援の視点が求められるのではないかと思った。自立生活センターで難聴者の指導にすでにこうした考えがある。


ラビット 記




難聴女性が一人で生きること

2009年07月05日 15時41分30秒 | エンパワメント
090704-114708餃子.jpgNさん、こんにちは。昨日はお疲れさまでした。
懇親会ではカクテルをありがとうございました。今日が通信教育のスクーリングのため昨夜失礼しました。

少し感想を。難聴女性は来賓の挨拶にもありましたように二重の差別を受けています。このことが就労にもコミュニケーションにも大きな影を落としていますね。実は発表者お二人の報告もこの問題が背景にあるように感じていました。

「自立や情報保障を求める考えの基礎は人権です」といったので座が静かになりましたが、日頃から人権や差別について話し合って人権感覚を研ぎ澄ませないといけないです。そのためにも協会の役員には普段からの学習が必要です。

記念講演は聞けなくて残念ですが、彼女のようなフリーランスの仕事をする難聴者にもコミュニケーション支援が必要です。それは福祉施策としてではなく就労支援施策としてです。或る県の難聴の女性がデザインの教室の個人講師をしていますが、二人のような仕事をする難聴者がもっと現れて欲しいですね。

遠方のところお疲れさまでした。またよろしくお願いします。


ラビット 記