難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

リアルタイム字幕制作者の倫理性

2012年09月09日 10時15分36秒 | 要約筆記
いろいろな現場で聴覚障害者の情報保障のための字幕制作が行われている。リアルタイムもあればオフラインもある。
この字幕制作者は聞こえない人の情報保障のために文字で情報を保障しているということは理解していても、テレビ番組の字幕配信の場合は著作権者の権利を制限して行われていること、入手した情報は第三者に提供したり出来ないこと、情報には個人情報も含まれていることからログも残すべきではないことなどが理解されているかどうか確認しなければならない。
個々の入力者がログを残す意味はない。
講演や会議で入力して表示された内容は入力者を派遣した事業者の責任。
主催者から記録は別作業になる。

ボランティアから内容と機会の責任を持つ字幕制作者になるなら、情報保障者の倫理性が確立しなければ社会の理解はえられない。

ラビット 記
※宿泊したホテルの朝食は、大根サラダと味噌汁だけにした。ポテトサラダはひとさじ分食べたがマッシュドポテトは久しぶりの感触だった。

難聴者福祉の拠点2例

2012年09月09日 01時29分46秒 | 難聴一般
難聴者を含む聴覚障害を持つ人の支援サービスの拠点になる聴覚障害者情報提供施設。
奈良県と京都市の例。9月1日のニュースから。

○県聴覚障害者支援センター、きょう橿原に 奈良 - MSN産経ニュース
交流促し手話通訳者を育成聴覚障害者をサポートする拠
点施設「県聴覚障害者支援センター」が1日、橿原市大久保町の県社会福祉総合センター内に開設される。聴覚 障害者同…
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120901/nar12090102040002-n1.htm

○県聴覚障害者支援センター、きょう橿原に 奈良 - ニュース - Yahoo! JAPAN
Yahoo!ニュース - □交流促し手話通訳者を育成
聴覚障害者をサポートする拠点施設「県聴覚障害者支援.
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000053-san-l29

○「難聴者若者の集い」
2012(平成24)年度 京都市難聴者自立訓練事業.
日時 10月16日・30日・11月13日・ 27日.
(隔週火曜日、4回講座). 午後7時~9時
会場 京都市聴覚言語障害センター
(京都市中京区西ノ京東中合町2番地、西大路御池上ル西入ル)
主催 京都市/ ...
http://www.kyoto-chogen.or.jp/Upload/20120830.pdf

施設の運営に難聴者協会がきちんと関わらないと職員に難聴者を採用したりしないと、このようには発展しない。
会議に出てあれこれ言うだけでなく、ろう問題の理解も必要だ。
たとえば、難聴者協会トップが情報提供施設の要約筆記者事業に関与する場合、国の施策、全難聴の考えと運動の方向、障害者福祉と予算の仕組みなどを知らないと間違った方向に行きかねない。


ラビット 記