難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の社会福祉学習 社会福祉援助技術ノート(2)

2009年01月11日 02時13分51秒 | 社会福祉の学習
090110-105635.jpg090110-104925.jpg集団援助は、難聴者向け手話講習会や難聴者協会の例会のことが頭に浮かんだ。普通はコミュニケーション方法の学習の場とか難聴者同士の交流と考えているが、これにもっと積極的な意味がある。

それは自然と難聴者によるエンパワメント、ピアメンタリングを行っているということだ。
難聴者向け手話講習会は同じ障害を持つ人と接することで自身を客観視することが出来るし、障害の認識につながる。
難聴者同士の交流はコミュニケーションの成就体験を重ねることになり、コミュニケーションする意欲をかき立てる。
ただ、それらに関わる人々がエンパワメントの理論や手法に通じていない。
(続く)


ラビット 記
写真は、トマトシチューの調理中。




難聴者の社会福祉学習 社会福祉援助技術ノート(3)

2009年01月11日 02時13分42秒 | 社会福祉の学習
090110-105923.jpg090110-111010.jpg地域援助技術として、難聴者が地域の中で生活するためには要約筆記や各種情報保障機器やサービスの整備だけではなく、一人一人にあった個別的な支援が必要だが、これが全く不十分だ。

難聴者協会の活動は、難聴者の支援のために組織化を追求してきたが、地域の中にいるままの難聴者を何とか支援するシステムに取り組む必要がある。

社会に潜在する難聴者に広く呼びかけて、難聴者協会の存在を知り、会員になった人はそれなりに知識や支援を受けて、「成長する」。つまり、難聴「者」になる。
協会に来られる人はほんの一部分で、大多数は地域に埋もれている。難聴という障害は本当にその厳しさの理解が困難な障害で、多くの社会資源が存在している地域でも啓発も不足しているためだ。

難聴者組織は、当事者組織としての自らの役割を整理し、地域との関わりを構築する必要がある。それは、ゼロからのスタートではなく、要約筆記の普及や耳マークの普及などで培った社会との関係、多くのボランティアとのつながりがある。
障害者自立支援法で、要約筆記者派遣事業が市町村の必須事業となったことで、地域との関わりも変化した。これをプラスに生かしたい。


ラビット 記
写真は、できあがったトマトシチュー。そば茶入りのご飯。




アメリカ手話のアニメーション

2009年01月10日 21時31分34秒 | 生活
090110-212134.jpg090110-212110.jpgギャローデッド大学のジェイソン・スチュワート氏がプロデュースした3Dアニメ。
デモの「森」は、ハンターが苦労して貴重で高価な鳥を苦労して捕獲して、リッチになったというストーリーだ。アニメの顔がかなりリアルだ。

日本の手話アニメは、聴覚障害者向け胃部エックス線検査車に搭載された表示器にもあるが、顔や手足がのっぺらぼうで表情がない。

http://www.vcom3d.com/vault_files/forest_asl/


ラビット 記





画面の外にある字幕

2009年01月09日 21時54分55秒 | PHSから
090102-041108.jpg年末に、ギリシャのレジスタンスの映画をテレビでやっていた。映画サイズか、画面の下が黒い帯がある。
字幕はスーパーだったが、画面の外だった。2行だと1行目は画面に乗っているが、見やすい。
これは、映画なので字幕放送の字幕とは違う。

地上波デジタル放送の字幕放送の字幕は現在のところ、画面の中に字幕が表示される。受信機側の規格がそうなっているからだ。
ただし、地上波デジタル放送のワンセグの場合は字幕の表示に関する規格がないため、画面の外に表示したり出来たということだ。

2011年から地上波デジタルに完全移行するなら規格を変えてもらいたいがメーカーからはそうした動きは聞かない。
パナソニックもプラズマテレビを大幅に増産する計画を5300億円の投資を1千億円減額するとか報じられていた。こうした動きが地上波デジタルテレビのアクセシビリティ改善に影響しないか気になる。


ラビット 記



ラビット 記





難聴者の社会福祉学習 社会福祉概論 第4回

2009年01月09日 12時48分23秒 | PHSから
090107-221205.jpg「高齢化や、医療技術の高度化に伴い、国民の医療費に対する負担は年々増加しています。医療保険制度を安定的に維持するためには、どのような制度改革が必要かを考察して、述べなさい。」

憲法第25条の生存権の保障のために、基本的に国と行政がすべての国民の健康と安全を守る責任がある。
医療、年金、介護の基本社会福祉サービスの充実化を図るための財源として、消費税を充てることは累進課税の原則に阪し、規模の大きい企業は負担しないなど、公平にならないので適当ではない。
法人税を適正な水準に戻し、防衛予算、高速道路建設などを見直しする。医療費軽減のために、後発製薬の採用や予防と早期発見の施策の充実を図る。

【フィードバック】
医療保険制度の現在の問題点は、後期高齢者医療制度の問題点は多々あるが、医療保険制度の安定的維持の施策は利用者の負担増とならないように、あるいは療養支援施策の後退とならないようにしたい。

【講評】
社会福祉の各分野のサービスを必要としている人の現状を理解し、サービスがどのように提供され展開されているのかを具体的に学びました。いずれの分野も多くの課題が残されていることが理解できたでしょう。
今回のリポートに取り上げられた各制度はいずれも国民の生活に密着に関連し、現在も議論の的となっている内容です。
日々のニュース等にこれからも注目して、行きましょう。また、「近年の福祉を取り巻く動向」や「学習の手引き」などを参考に日本の社会保障制度の今後の在り方について考えてみましょう。


ラビット 記




会社の要約筆記は何を求めるか?

2009年01月09日 06時45分42秒 | 生活
090108-084725.jpg090108-084744.jpg今週の会社の課内ミーティングは業務トラブル対応のため、上司が欠席したまま、開いた。

例によって、会議前に要約筆記者にその日の会議出席者の顔ぶれや年末年始の業務状況を説明した。
短い時間にパパッと密度の濃い打ち合わせをしたいので、何がポイントになるか要約筆記者に理解してもらわないとならない。

もちろん新しいオペレーション(業務実施方法)や得意先、商品、トラブルの検証と対策など業務の内容がポイントではあるが、個人的な問題もある。
昨年末に忘年会の幹事を任されていた意識がなく流れてしまったので、なんとしても新年会の日程を決めたかった。
年末と今年配属された派遣社員も含めて、新年会のムードを盛り上げつつ、かつ派遣社員の仕事中の携帯メールが目に余るようになったので、欠席した上司の替わりに原則禁止を言い渡すという厳しいこともしっかり言わなくてはならない。

要約筆記者には、年末、年始の交代出勤で多くのトラブルを未然に防いだことや受注システムの説明の後、こうしたことも説明した。

打ち合わせも終わりに近づき、業務中の私用携帯電話の禁止を言い渡した。続いて、スケジュールの確認をする。
正月出勤の代休の日と新年会の日程を絡めて話した。若い派遣さんの申請した連続代休がラブラブっぽく、どぎまぎしつつ確認したので座の緊張感が解けた。

場所の話しになった際、「土手」と要約筆記者が書いたのを見て、「言ったことはないですが『ドテ』というところがあるらしいです。他になければ終わります」と終えた。

会議後、「ドテ」って知ってるって地元から通勤する派遣さんに聞いたら、近くの河原の土手と後輩が冗談で言ったのだった。確かに漢字で「土手」と書いてあったことを思い出した。
次の日、会場探しを真剣に始めた。


ラビット 記




難聴者の社会福祉学習 コミュニティ論 第4回

2009年01月08日 05時23分18秒 | 社会福祉の学習
090103-004348.jpg「あなたの居住地では『共』の領域でどのような活動が行われているでしょうか。住民参加・主導型の活動やボランティア活動、サークルあるいは学校での取り組みなどを調べ、活動内容について説明しなさい(自分が所属しているグループについてでも良い)。見つけられない場合どのような活動があればよいと思うかあなたのアイディアを具体的に述べなさい。」

グループ名称:「聞こえお助け隊」
活動内容:高齢化社会で急増している難聴者は地域社会で孤立化している。地域社会に深く入り込む傾聴ボランティアのように、「聞こえお助け隊」を要約筆記者、当事者で組織して、聞こえのバリアフリーを「ご近所にも聞こえのふれ合い」として薦める活動を進める。

【フィードバック】
Ⅱの2の設問 外国人をコミュニティの中で強制を図るということとⅢの2の設問 ボランタリーな活動を地域の自治システムに結びつけること。
この二つの設問で、アソシエート型の難聴者の自助組織を地域コミュニティ組織との共同、連携が他の活動に結びつけていくヒントが得られた。難聴者自助組織は、下院として難聴者を組織する一方で難聴者のいる地域には行っていく必要がある。それは難聴者による傾聴ボランティア活動のようなものだ。


ラビット 記
写真は、焼きあがった丸もち。




経団連のワークシェアリング賛美、ちょっと待て

2009年01月08日 05時08分06秒 | 生活
2009185815.jpg昨夜のテレビのニュース番組「報道ステーション」で、御手洗経団連会長が、ワークシェアリングも一つの検討材料と
発言しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090106-OYT1T00626.htm

ちょっとまて、あれだけ企業収益のために無慈悲に派遣労働者の合理化をする氏がいきなり、そういうことを言ってもにわかには信じられない。

これは、非正規労働者を解雇して、パイを減らした上で、ワークシェアリングしようとしているのだ。給与切り下げのための方便だ。自分の腹はちっとも痛めずに労働者にのみ利益確保のためのしわ寄せを押しつけるものだ。
パイを減らさずにすむことが出来るのに、ワークシェアリングで労働者のみに負担を押しつけることはおかしい。

官房長官ですら、内部留保の活用を言い、朝日新聞夕刊のコラム【兜町】でも「『虎の子』の内部留保を適宜適切に使う勇気も、経営者には求められる」とある。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090105dde007010027000c.html

こういう人が経営者団体のトップでいる限り、非正規労働者、障害者雇用も期待するのは難しい。矛先は政府と経営者団体だ。


ラビット 記




難聴者の社会福祉学習 老人福祉論 第5回

2009年01月08日 04時34分01秒 | 社会福祉の学習
090101-193751.jpg「ケアカンファレンスを有効に進めるための留意点について、まとめなさい。」

ケアに関わる異業種の関係者が対等の立場であることを前提に、提供しているケアの方向、内容について確認、評価、実施を共有することを協議(連絡)すること。

Ⅲー2「連携とは、ネットワークづくりであり、住みやすい社会づくりには欠かせないことであると、テキストでは述べています。誰もが個人、地域社会、社会資源をつなぐネットワーカーとしての役割を担っていることを忘れてはいけません。あなたは、高齢者福祉に関して、どのようなことに関心をもち、今後か変わっていきたいと考えていますか。あなた自身の考えを自由に述べなさい。」

日本補聴器販売店協会等がテクノエイド協会の「補聴器供給システムの在り方に関する研究」で報告した内容によれば、自覚していない難聴者907万人を含めて、我が国の難聴者は1944万人になっており、高齢者に多い。難聴は目に見えず、自覚が難しく、説明する言葉も少ない障害でありかつ人間関係の元になるコミュニケーションを阻害することの理解が福祉関係者にすら乏しい。
高齢者のケア、地域社会への参加を考える上で、聞こえの配慮、サポートの重要性を啓発する活動をしたい。医療から保険、地域社会まですべてのに聞こえのサポートが必要と考えている。


【フィードバック】
学習も5回目となり、社会に様々な制度や民間の取り組みが行われていることを知った。実母は介護付きマンション、義母は同居しているが、ともに80歳を越えるが、必要なケアや自立の程度は異なる。認知症だが健康状態はよい実母と家事をてきぱきとこなすが身体不調を訴える義母。ケア付き住居で一定の社会的交流もある実母。地域の折り紙サークルと団地の上下階がコミュニティの義母。
様々な高齢者が地域の中で生活しているが、まだここの実像は知らないので、どのように触れていくかが課題。専門家と交流もしていきたい。


ラビット 記
写真は夜中に作った海老天ぷらそば。




難聴者の社会福祉学習 社会福祉概論 第5回

2009年01月08日 04時14分41秒 | 社会福祉の学習
081227-173027.jpg「社会福祉専門職が職能団体に所属することの意義について、あなたの考えを述べなさい。」

少子高齢化、経済環境の悪化から、社会福祉に関わるニーズは複雑で多様化しているため、専門性を高める必要性があること、対人支援による権利擁護の実現のために高い倫理性が求められること、専門性と倫理性に裏付けられた守秘義務を果たす必要性、個人の業務を集団で検証する効果、同じ職能団体としての社会的発言の重要性から、会員になる必要がある。

【フィードバック】
具体的なケースを例にして支援内容を考えるのは、実際の現場もサービスの体系全体を学んでいないので難しい。
テキストの第Ⅴ章「社会福祉援助活動と社会福祉専門職」と第Ⅵ章「豊かなコミュニティの推進」が介護福祉士としての仕事を目指す上で大変参考になりました。
専門性がなぜ必要か、それも介護技術だけではなく、ソーシャルワーカーとの連携、地域コミュニティとの連携を通じて、クライエントのQOLを高めるために必要な総合力が専門性と理解した。


ラビット 記
写真は、ケア付き住居に住む毋。




要約筆記奉仕員事業の「元」(2)

2009年01月07日 15時56分04秒 | 要約筆記
090102-063851.jpgしかし、要約筆記が奉仕員事業として、スタートしたのはまだ要約筆記の専門性も整理されていない時分でやむを得ないが、それから30年近くも続いてきたことは長すぎる。

要約筆記も手話通訳も聴覚障害者のコミュニケーション支援であることから、手話と同様に混同されているが、手話はろう者自身のコミュニケーション方法であり、他者と手話を通じてコミュニケーションする。地域でろう者が普通に生活するためには手話を理解した市民が大勢必要なことから、障害者明るい暮らし促進事業で手話講習会が開かれ、手話の普及を図った。これが社会参加促進事業としての手話奉仕員養成事業である。

これに対して、難聴者等自身のコミュニケーション方法は筆談で対面の会話を行うことにであるが、他の人の話をその場で書いて伝えるという本来高度なコミュニケーション支援方法が奉仕員養成事業と派遣事業として始まった。

長い間、奉仕員事業のままで推移してきたことには、難聴者側からの総括が必要である。
難聴者のニーズと社会的進出の遅れにも関係している。


社会福祉法改正で、手話通訳事業は相談支援事業などとともに障害者の権利擁護事業として、社会福祉法第二種事業になったことはこれまで再三指摘されている。
この時、要約筆記事業も同様に指定されたが、その時の関係者がその意味を十分に理解していたかというとそうではない。1999年に通知された要約筆記奉仕員養成カリキュラムはその理解の限界が現れている。
その本質的理解は2004年の全難聴の要約筆記者制度の確立に向けた事業まで待たねばならなかった。

「要約筆記通訳者制度への課題 ~要約筆記通訳者養成等に関する調査研究事業報告~」
http://www.zennancho.or.jp/archive/H16f_report.pdf


ラビット 記




要約筆記奉仕員事業の「元」(1)

2009年01月07日 15時56分00秒 | 要約筆記
090101-184542.jpg年賀状に、奉仕員カリキュラムと通訳課程養成カリキュラムの「いいとこ取り」を考えているとあった。

養成された担い手の役割も事業の性格も全く違うので、どこをどうしたら折衷するという考えが出てくるのかを考えた。

まず、奉仕員の事業とはどこから出ているのか考えてみたい。

2000年の社会福祉法改正で、社会福祉の「形」が大きく変わった。社会福祉サービスは行政の措置からサービスの利用者がサービス提供事業者と対等な立場で選択出来るようになった。そのサービスは行政だけではなく、民間との協働を積極的に進めることとした。
この時、「社会福祉を目的とした事業」は、国や地方公共団体、社会福祉法人が担うこととされ、「社会福祉に関わる活動」の推進を市町村社会福祉協議会が中心になることを社会福祉法で位置づけた。つまり、「公」の責任とされる部分と民間の活動に委ねる部分を分けた。

「社会福祉に関わる活動」とはボランティアのことで、国の基本方針の通達もでている。その活動の意義の1番目に掲げられているのは活動に参加する人の満足感であることは公的な活動と反対の視点だ。

一方、「社会福祉を目的とする事業」に従事する人は社会福祉士、介護福祉士など福祉援助技術者で、その養成、研修は都道府県社会福祉協議会の役割とされている。
「都道府県社会福祉協議会の役割として社会福祉事業従事者の養成研修、社会福祉事業の経営指導を行うことを明確にすること。」(厚生労働省のHP)
http://www1.mhlw.go.jp/topics/sfukushi/tp0307-1_16.html#no4

この「社会福祉に関わる活動」と「社会福祉を目的とする事業」の基本的な性格の違いが、障害者自立支援法の地域生活支援事業の「社会参加促進事業の要約筆記奉仕員」と「コミュニケーション支援事業の要約筆記者」とに反映している。
おそらく、支援法制定時、実施要項制定時に法的な整合性の検討が加えられたと思われる。

奉仕員の担う要約筆記と要約筆記者の担う要約筆記はどうちがうのか。性格の違う事業の担い手の役割は当然異なる。
コミュニケーション支援事業の実施要項の派遣される「要約筆記奉仕員」は従って、要約筆記者が養成されるまでであり、奉仕員は改めて「者」としての研修が必要になる。

この役割の違いを認識していないことが「いいとこ取り」しようとした思想的背景だろう。
(続く)


ラビット 記





紅白に負傷して出場した浜崎あゆみは一年前左耳が完全失聴を

2009年01月05日 01時35分33秒 | 生活
081231-234555.jpg浜崎あゆみさんが、負傷を押して紅白に出場したことを昨日知った。紅白の最初は見ていなかったので分からなかったが、テーピングの後も痛々しかったという。

1年前の今日、浜崎あゆみさんが自身のブログで、左耳の完全失聴を明らかにした。
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2008/01/12/20080112k0000e040059000c.html?link_id=RSH03

二つのニュースを読み直して、複雑な気持ちになった。
あゆが転倒したのは、過重労働による疲労に加えて、片耳失聴によるめまいが原因だろう。

やはりもうこれ以上無理をしないで残った右耳を大事に欲しいという気持ちと、バックの音楽や歌そのものを変えるなどして、長く歌い続けられる歌い方で続けられないかという気持ちだ。

1年前は、彼女がこのまま歌い続けることで、難聴が「治る」誤解を与えたりとか早期治療の大切さが見失われてしまうということが懸念としてあった。急激な聴力低下は遅くて1週間、1日を争って病院に行く必要があるからだ。
両耳が失聴するとコミュニケーション状況が一変する。
周囲とコミュニケーションがスムーズにできないからだ。多分声を出すことが出来るので相手も声を出して話しかける、こちらは聞こえない。音声の会話という共通のコミュニケーション方法が失われたからだ。話しかけられていることが分かるのに、何を言っているかが分からないので、コミュニケーションが断絶する。この状況からの回復は長い道のりを要する。

一方で、彼女自身が難聴であっても片耳であっても歌いたいという強い気持ちがあるのなら、それは止められない。しかし、大きな音のバックミュージックなどはなくしたピアノだけ、ギターだけ、管楽器だけという新しい歌い方、新しい音楽で続けることを薦めたい。

診察を受けている医師に、BAHAシステムの可能性を聞いて欲しい。我が国でも治験中だ。
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281683012/b/244909/
http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/doctor/feature/post_430.shtml


ラビット 記
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あゆ右手でマイク!痛み止め打って意地のステージ…紅白歌合戦
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090101-OHT1T00087.htm

浜崎あゆみの右手には肌色の手袋を装着。背中も痛めていたのか、右肩甲骨には痛々しいテーピングが何枚もはられていた

 大みそか恒例の「第59回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。先月24日に転倒し右手を負傷した浜崎あゆみ(30)は
一時、出場が危ぶまれたが、無事にトップバッターで登場した。

 痛みをこらえ、あえて右手でマイクを持って歌った。あゆが無事に10年連続出場を果たし、トップバッターとしてド派手に紅白を盛り上げた。
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難聴者の状況 日本が見える丘
◇ 参考までに「浜崎あゆみの耳が聞こえない」
「彼女は最近倒れてけがをし、紅白出場も危ぶまれた」
事は、知っていると思う
これは、片耳難聴による目眩が引き起こしたのではないかと
憶測している
「片耳難聴で『突発性難聴』だ」と言うから
体のバランスを失って、転倒したのではないのだろうか(憶測)
http://nagumas.seesaa.net/article/112050192.html
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浜崎あゆみ:衝撃告白「突発性難聴」 典型的な職業病? - 毎日jp ...
厚生労働省の外郭団体、難病情報センターによると、突発性難聴は、通常片方の耳が突然聞こえなくなる病気で、全国で治療を受ける人は年間2万4000人(推定)。原因不明だが、ウイルス感染と内耳血管の循環障害の2説が有力とされる。 ...
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2008/01/12/20080112k0000e040059000c.html?link_id=RSH03>

浜崎あゆみ:衝撃告白「突発性難聴」 典型的な職業病? 

 歌手の浜崎(はまさき)あゆみさん(29)が自身のブログで、左耳が完全に聞こえなくなったと告白した。「突発性難聴」とされるが、どういう病気なのか。音楽活動への影響はあるのか。

 4日、浜崎さんが会員制ブログに載せた「今年の私のぶっちゃけた抱負」に、ファンの間で衝撃が広がった。「左耳はもう完全に機能しておらず、治療の術(すべ)はないと診断されたんだ」と明らかにしたからだ。








人工内耳で正月の親戚の集まりで聞こえたこと

2009年01月04日 12時54分41秒 | 生活
090102-123434.jpgこの正月に、実母と弟夫婦などと墓参したが、姪夫婦の赤ちゃんに初対面した。

「明けましておめでとう、これがK君かあ。」

「明けましておめでとうございます。Kです。」

「初めてだねえ。足が大きいね。」

「10センチか12センチあるかもぅ。」

「靴を買ってもすぐに小さくなっちゃうんだよね」

「でも、今は子供の身につけるものは安いんで助かっていますぅ。このお帽子も300円ですぅ。」

姪と姪の夫とは法事で1度会ったきりなので、話しかけても返事が聞こえるか懸念していた。晴れた昼下がりの墓地で静かだったのも幸いして、会話がリズム良く交わせた。

どうってことない会話だが、人工内耳と補聴器で聞こえるということが多くなっていることは確かだ。
墓参の後の会食の席でも、客が多かったが隣の弟とも言葉がラリーになった会話が出来た。定年近くのサラリーマンの処遇や非正規労働者の問題で、定年問題も視野に入った弟もいつになく弱気だったが。
人工内耳はアドロとビーム。補聴器は単独装用モード。


ラビット 記
写真は、墓地の紅梅。




老犬の太郎は難聴かも

2009年01月02日 16時51分08秒 | 生活
200912165111.jpg実家においてきた「太郎」はもう15歳くらいになる老犬だ。

昨年末に、所用で実家に行き、太郎に久しぶりに会ったがキョトンとしている。普通なら吠えてそこら中走り回って喜ぶのにそうした素振りもしめさない。

約8カ月ぶりで記憶が薄れたかかも知れないし、呼んでもキョトントしているので難聴かもしれない。離れていた時は反応しなかったが、手のひらを舐めるとしっぽを振って喜んだが、少し離れるとまた元の様子に戻ってしまった。視界も良くないのかも知れない。

出来る限り行って顎や身体を撫でてやろう。


ラビット 記