昔では考えられないような派手な花も多いですが、値段はいたって廉価です。
一般的に、ランの種子は非常に微細で、自力では発芽できません。
自然界では「ラン菌」と言う菌類の助けを借りて発芽するので、余程条件がよくない限り、自然に発芽することはないのです。
このため、寒天培地を使った「無菌培養」が行なわれるのですが、ウチョウランだけは「例外」なのです。
昔は無菌培養でしか殖やせなかったのだが、有る時、有る人が偶然「画期的な増殖法」を見つけ出したのです。
この「画期的増殖法」は誰でも簡単に出来るので、瞬く間に普及をし、その結果「価格の暴落」が起きるのです。
交配も盛んに行われているため、毎年のように花が豪華になっています。
このため、昔は優良個体には名前が付けられていたのだが、最近は名前を付けることはなくなったようです。
今年の優良花も、来年は「どうって言うことの無い花」に成り下がる事も多いのです。