俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

浮寝鳥

2017年12月01日 | 俳句

こくりとも せずに寝やがる 浮寝鳥
(こくりとも せずにねやがる うきねどり)
18202 【季語】 浮寝鳥 【季節】 三冬


小春日に 夫婦仲良き 鴉かな
(こはるびに ふうふなかよき からすかな)
18203 【季語】 小春日 【季節】 初冬


団塊も ここまで来たか 古希の冬
(だんかいも ここまできたか こきのふゆ)
18204 【季語】 冬 【季節】 三冬


夢の中 泳いでいたり 冬銀河
(ゆめのなか およいでいたり ふゆぎんが)
18205 【季語】 冬 【季節】 三冬


老い兆す 我と同居の 十二月
(おいきざす われとどうきょの じゅうにがつ)
18206 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


何かしら くすみの見える 冬紅葉
(なにかしら くすみのみえる ふゆもみじ)
18207 【季語】 冬紅葉 【季節】 初冬


冬ざれて 立坑櫓の 灰の色
(ふゆざれて たてこうろうの はいのいろ)
18208 【季語】 冬ざれ 【季節】 晩冬


擦りあう 掌熱き 冬景色
(こすりあう てのひらあつき ふゆげしき)
18209 【季語】 冬 【季節】 三冬


数え日を 指折り数え 合わぬ冬
(かぞえびを ゆびおりかぞえ あわぬふゆ)
18210 【季語】 数日 【季節】 仲冬


この師走 宴会梯子の 友が居て
(このしわす えんかいはしごの ともがいて)
18211 【季語】 師走 【季節】 晩冬


落葉踏む 足音高き ハイヒール
(おちばふむ あしおとたかき はいひーる)
18212 【季語】 落葉 【季節】 三冬


或る日とは 淋しき記憶の 古暦
(あるひとは さびしききおくの ふるごよみ)
18213 【季語】 古暦 【季節】 仲冬