俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

六甲颪

2017年12月10日 | 俳句

モンローや 地下鉄に吹く 空風
(もんろーや ちかてつにふく からっかぜ)
18310 【季語】 空風 【季節】 三冬


下降の気 六甲颪に 冬の虎
(かこうのき ろっこうおろしに ふゆのとら)
18311 【季語】 冬 【季節】 三冬


数え日や 饂飩に一味 葱天かす
(かぞえびや うどんにいちみ ねぎてんかす)
18312 【季語】 数え日 【季節】 仲冬


メール難 押し間違いの 冬旱
(めーるなん おしまちがいの ふゆひでり)
18313 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


棄てがたき 我が古暦 刻流れ
(すてがたき わがふるごよみ ときながれ)
18314 【季語】 古暦 【季節】 仲冬


多層にて 動き異なる 冬の雲
(たそうにて うごきことなる ふゆのくも)
18315 【季語】 冬 【季節】 三冬


黙考の 証なるかな 息白し
(もっこうの あかしなるかな いきしろし)
18316 【季語】 息白し 【季節】 三冬


どうやねん 師走の街は 呆けばかり
(どうやねん しわすのまちは ぼけばかり)
18317 【季語】 師走 【季節】 仲冬


名も知らぬ 冬菜の緑 冴ゆ冴ゆと
(なもしらぬ ふゆなのみどり さゆさゆと)
18318 【季語】 冴ゆ 【季節】 三冬


ボーナスは 遠い昔の 夢なのか
(ぼーなすは とおいむかしの ゆめなのか)
18319 【季語】 ボーナス 【季節】 仲冬


ロッカーの 定番満杯 冬旱
(ろっかーの ていばんまんぱい ふゆひでり)
18320 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


寒鯉や 上下左右に 擦りキズ
(かんごいや じょうげさゆうに こすりきず)
18321 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬