師走なんぢゃ 我酒控む 君事引け
(しわすなんぢゃ わがさけひかむ きみことひけ)
18250 【季語】 師走 【季節】 晩冬
冬の街 老いの身ならば 戀暖簾
(ふゆのまち おいのみならば こいのれん)
18251 【季語】 冬 【季節】 三冬
辛子効く 屋台のおでん 湯気の中
(からしきく やたいのおでん ゆげのなか)
18252 【季語】 おでん 【季節】 三冬
滝あたる 水のつめたさ 熱く燃え
(たきあたる みずのつめたさ あつくもえ)
18253 【季語】 冷たし 【季節】 三冬
年暮るる しりとり遊び 切りも無く
(としくるる しりとりあそび きりもなく)
18254 【季語】 年暮るる 【季節】 仲冬
藻畳を 二分して鴨ら 進軍す
(もたたみを にぶんしてかもら しんぐんす)
18255 【季語】 鴨 【季節】 三冬
花言葉 愛の一語の ポインセチア
(はなことば あいのいちごの ぽいんせちあ)
18256 【季語】 ポインセチア 【季節】 仲冬
十二月 寒さ身に沁む 十二月
(じゅうにがつ さむさみにしむ じゅうにがつ)
18257 【季語】 十二月 【季節】 仲冬
ボンヤリと ただふにゃふにゃと 冬日向
(ぼんやりと ただふにゃふにゃと ふゆひなた)
18258 【季語】 冬日向 【季節】 三冬
俳句とは 無意味の意味と 寒夕焼け
(はいくとは むいみのいみと かんゆうやけ)
18259 【季語】 寒夕焼け 【季節】 三冬
生きている 証に食す 河豚の鍋
(いきている あかしにしょくす ふぐのなべ)
18260 【季語】 河豚鍋 【季節】 三冬
寄せ鍋や 友より勝る 酒はなし
(よせなべや ともよりまさる さけはなし)
18261 【季語】 寄せ鍋 【季節】 三冬