俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

片時雨(かたしぐれ)

2017年12月26日 | 俳句

パソコンに 蜘蛛這い回る 師走かな
(ぱそこんに くもはいまわる しわすかな)
18523 【季語】 師走 【季節】 仲冬


川の渕 立ちて不動の 冬の鷺
(かわのふち たちてふどうの ふゆのさぎ)
18524 【季語】 冬 【季節】 三冬


群れなして 橋に降り立つ 都鳥
(むれなして はしにおりたつ みやこどり)
18525 【季語】 都鳥 【季節】 三冬


離れても 年々深く 年惜しむ
(はなれても ねんねんふかく としおしむ)
18526 【季語】 年惜しむ 【季節】 仲冬


雪積もる 五百羅漢に 微笑あり
(ゆきつもる ごひゃくらかんに びしょうあり)
18527 【季語】 雪 【季節】 晩冬


機関車の 煙一条 山眠る
(きかんしゃの けむりいちじょう やまねむる)
18528 【季語】 山眠る 【季節】 三冬


七十は まだまだこれから 燗の酒
(ななじゅうは まだまだこれから かんのさけ)
18529 【季語】 燗酒 【季節】 三冬


終の間の 生き死に忘れ 日向ぼこ
(つひのまの いきしにわすれ ひなたぼこ)
18530 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


年歩む 電子時計の 味気なさ
(としあゆむ でんしどけいの あじけなさ)
18531 【季語】 年歩む 【季節】 仲冬


片時雨 雨筋見付け 足早に
(かたしぐれ あますじみつけ あしばやに)
18532 【季語】 片時雨 【季節】 初冬


寒椿 一輪挿して 家の華
(かんつばき いちりんさして いえのはな)
18533 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


この季節 嫁の柚大根 絶品なり
(このきせつ よめのゆずだいこ ぜっぴんなり)
18534 【季語】 柚 【季節】 晩秋


下に吹く 六甲颪 空っ風
(したにふく ろっこうおろし からっかぜ)
18535 【季語】 空っ風 【季節】 三冬


冬鳥は 口ある雲に 吸いこまれ
(ふゆどりは くちあるくもに すいこまれ)
18536 【季語】 冬 【季節】 三冬


冬の雲 層で異なる 行方かな
(ふゆのくも そうでことなる ゆくえかな)
18537 【季語】 冬 【季節】 三冬



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12月26日 年賀状

2017年12月26日 | 俳句暦


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