俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

河豚雑炊

2017年12月08日 | 俳句

生誕日 予定入りて 年忘れ
(せいたんび よていはいりて としわすれ)
18286 【季語】 年忘れ 【季節】 仲冬


無職でも 時間に追わる 暇な冬
(むしょくでも じかんにおわる ひまなふゆ)
18287 【季語】 冬 【季節】 三冬


ここはどこ 毎度の夢見 冬旱
(ここはどこ まいどのゆめみ ふゆひでり)
18288 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


寒鰤を 捌く親父は 夢の中
(かんぶりを さばくおやじは ゆめのなか)
18289 【季語】 寒鰤 【季節】 晩冬


母元気 ただそれだけで 良き冬と
(ははげんき ただそれだけで よきふゆと)
18290 【季語】 冬 【季節】 三冬


毎日が 日の出と共に 動く冬
(まいにちが ひのでとともに うごくふゆ)
18291 【季語】 冬 【季節】 三冬


機関車に 石炭くべて 冬の旅
(きかんしゃに せきたんくべて ふゆのたび)
18292 【季語】 冬 【季節】 三冬


年の瀬に 車途絶えし 二号線
(としのせに くるまとだえし にごうせん)
18293 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬


冬旱 言うに言われぬ 過去ばかり
(ふゆひでり いうにいわれぬ かこばかり)
18294 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


笹子鳴く バスを待つ身の 暇潰し
(ささこなく ばすをまつみの ひまつぶし)
18295 【季語】 笹子鳴く 【季節】 三冬
笹子鳴く=その年生まれたウグイスの幼鳥が舌打ちするように鳴くこと。


風呂吹や すずしろかつお 舞い踊り
(ふろふきや すずしろかつお まいおどり)
18296 【季語】 風呂吹 【季節】 三冬


友と酒 河豚雑炊に 舌鼓
(ともとさけ ふぐぞうすいに したつづみ)
18297 【季語】 河豚雑炊 【季節】 三冬