俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

大晦日

2017年12月31日 | 俳句

年逝くに 残り少なき 平成の世
(としゆくに のこりすくなき へいせいのよ)
18598 【季語】 年行く 【季節】 仲冬


贈られし 宮古の島の 初暦
(おくられし みやこのしまの はつごよみ)
18599 【季語】 初暦 【季節】 新年


ワンフレーム 単純の愚 冬日本
(わんふれーむ たんじゅんのぐ ふゆにほん)
18600 【季語】 冬 【季節】 三冬


極寒の 現続くや この地球
(ごくかんの うつつつづくや このちきゅう)
18601 【季語】 極寒 【季節】 晩冬


懐手 龍馬の手筋 地に落ちぬ
(ふところで りょうまのてすじ ちにおちぬ)
18602 【季語】 懐手 【季節】 三冬


止められぬ 老いて楽しむ 日向ぼこ
(とめられぬ おいてたのしむ ひなたぼこ)
18603 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


腫れ引かぬ 足を眺めて 大晦日
(はれひかぬ あしをながめて おおみそか)
18604 【季語】 大晦日 【季節】 仲冬


縁側なき 日向ぼこには 寂しさが
(えんがわなき ひなたぼこには さびしさが)
18605 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


嫁の留守 日向ぼこにも 幸せが
(よめのるす ひなたぼこにも しあわせが)
18606 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


珈琲には 何にも足さず 日向ぼこ
(こーひーには なんにもたさず ひなたぼこ)
18607 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


想い出は 風に揺すらる 冬の草
(おもいでは かぜにゆすらる ふゆのくさ)
18608 【季語】 冬 【季節】 三冬


原点を 忘れた人々 返り花
(げんてんを わすれたひとびと かえりばな)
18609 【季語】 返り花 【季節】 初冬


ポケットで 小銭が踊る 返り花
(ぽけっとで こぜにがおどる かえりばな)
18610 【季語】 返り花 【季節】 初冬


日の本は 雪国となり 貧乏となる
(ひのもとは ゆきぐにとなり びんぼうとなる)
18611 【季語】 雪 【季節】 晩冬


雲の上 雲の海から 降る霰
(くものうえ くものうみから ふるあられ)
18612 【季語】 霰 【季節】 三冬



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月31日 俺生きちょると

2017年12月31日 | 俳句暦


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする