俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

小夜時雨

2017年12月07日 | 俳句

窓開けて 青空覗く 冬初め
(まどあけて あおぞらのぞく ふゆはじめ)
18274 【季語】 冬初め 【季節】 初冬


ベランダの 鉢植え見事 年の暮
(べらんだの はちうえみごと としのくれ)
18275 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


北風に 背を押されて 歩を早む
(きたかぜに せなをおされて ほをはやむ)
18276 【季語】 北風 【季節】 三冬


横綱の 小さく見えて 小六月
(よこづなの ちいさくみえて ころくがつ)
18277 【季語】 小六月 【季節】 仲冬


対策の 解せぬパソコン 日の短か
(たいさくの げせぬぱそこん ひのみじか)
18278 【季語】 短日 【季節】 三冬


冬雲も 空から見れば すべて白
(ふゆぐもも そらからみれば すべてしろ)
18279 【季語】 冬 【季節】 三冬


枯れ松葉 はらりはらはら 椿へと
(かれまつば はらりはらはら つばきへと)
18280 【季語】 枯るる 【季節】 三冬


人の字の 枯れし松葉が 椿刺す
(ひとのじの かれしまつばが つばきさす)
18281 【季語】 枯るる 【季節】 三冬


雨男 許してあげん 小夜時雨
(あめおとこ ゆるしてあげん さよしぐれ)
18282 【季語】 小夜時雨 【季節】 三冬
小夜時雨=夜降る時雨。


望月を 過ぎて不満や 冬の月
(もちづきを すぎてふまんや ふゆのつき)
18283 【季語】 冬 【季節】 三冬


人孤なり 付き従うは 冬雀
(ひとこなり つきしたがうは ふゆすずめ)
18284 【季語】 冬 【季節】 三冬


節電も 電飾流行り 冬旱
(せつでんも でんしょくばやり ふゆひでり)
18285 【季語】 冬旱 【季節】 三冬



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12月7日 莫(ばく)

2017年12月07日 | 俳句暦


莫(ばく)=程度の深まる意を表す語。
草木がさかんにしげる様子。
「莫莫」。
また、静かな様子。
 
莫に日  暮
莫に土  墓
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