俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

江戸贔屓(えどびいき)

2017年12月06日 | 俳句

飲み屋街 声かけらるる 年の暮
(のみやがい こえかけらるる としのくれ)
18262 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


年の瀬や いつまで続く 掃除番
(としのせや いつまでつづく そうじばん)
18263 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬


雪の紋 優しく秘めし 風の筋
(ゆきのもん やさしくひめし かぜのすじ)
18264 【季語】 雪 【季節】 晩冬


諸事雑事 何でも来いや 師走だよ
(しょじざつじ なんでもこいや しわすだよ)
18265 【季語】 師走 【季節】 仲冬


冬銀河 折り紙の技 衛星に
(ふゆぎんが おりがみのわざ えいせいに)
18266 【季語】 冬銀河 【季節】 三冬


ここにきて 歳暮の種類 辛子系
(ここにきて せいぼのしゅるい からしけい)
18267 【季語】 歳暮 【季節】 仲冬


烏めは つがいで一つ 十二月
(からすめは つがいでひとつ じゅうにがつ)
18268 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


冬ロッカー おいちょかぶから 埋まりけり
(ふゆろっかー おいちょかぶから うまりけり)
18269 【季語】 冬 【季節】 三冬


思考無き 暗記の世界 冬の闇
(しこうなき あんきのせかい ふゆのやみ)
18270 【季語】 冬 【季節】 三冬


凩や 風の子の木が 啼かされて
(こがらしや かぜのこのきが なかされて)
18271 【季語】 凩 【季節】 初冬


外人さん 凩吹くも 江戸贔屓
(がいじんさん こがらしふくも えどひいき)
18272 【季語】 凩 【季節】 初冬


老衰じゃ いけないのかな 日向ぼこ
(ろうすいじゃ いけないのかな ひなたぼこ)
18273 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬