俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

唐獅子牡丹

2017年12月24日 | 俳句

竹撓る 雪の重さの 半端なさ
(たけしなる ゆきのおもさの はんぱなさ)
18493 【季語】 雪 【季節】 晩冬


嫁寝息 たんぽの効き目 如何ばかり
(よめねいき たんぽのききめ いかばかり)
18494 【季語】 湯たんぽ 【季節】 三冬
たんぽ=湯たんぽ。嫁の愛用品。


草枯れて 不動の鷺の 目立ちけり
(くさかれて ふどうのさぎの めだちけり)
18495 【季語】 草枯れ 【季節】 三冬


冬枯れや 庭園の品 匂いけり
(ふゆがれや ていえんのしな においけり)
18496 【季語】 冬枯れ 【季節】 三冬


冴え冴えと 師走の空の 星月夜
(さえざえと しわすのそらの ほしづきよ)
18497 【季語】 師走 【季節】 仲冬


吐く息の 白さ確かむ 師走の朝
(はくいきの しろさたしかむ しわすのあさ)
18498 【季語】 師走 【季節】 仲冬


酒の友 なくて淋しき 十二月
(さけのとも なくてさびしき じゅうにがつ)
18499 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


嫁寄るに 嚔で返す 吾の習性
(よめよるに くさめでかえす わのしゅうせい)
18500 【季語】 嚔 【季節】 三冬


十二月 雪の有る無し 天地の差
(じゅうにがつ ゆきのあるなし てんちのさ)
18501 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


雪迷い 美ヶ原 夢の中
(ゆきまよい うつくしがはら ゆめのなか)
18502 【季語】 雪 【季節】 晩冬
新婚旅行で美ヶ原へ。雪で遭難しかけた苦い経験がある。


似たような 夢ばかり見る 歳の暮
(にたような ゆめばかりみる としのくれ)
18503 【季語】 歳の暮 【季節】 仲冬


風邪の神 貧乏よりも 益しとせん
(かぜのかみ びんぼうよりも ましとせん)
18504 【季語】 風邪 【季節】 三冬


型と心 身に刻み生く 冬の旅
(かたとしん みにきざみいく ふゆのたび)
18505 【季語】 冬 【季節】 三冬
冬の旅=人生。?


冬の虹 チエミ演歌の 胸に沁む
(ふゆのにじ ちえみえんかの むねにしむ)
18506 【季語】 冬 【季節】 三冬


猪鍋や 牡丹に唐獅子 風をきり
(ししなべや ぼたんにからじし かぜをきり)
18507 【季語】 猪鍋 【季節】 三冬
猪鍋(いのししなべ)=しし鍋。
しし=唐獅子→牡丹。
唐獅子牡丹=やくざ映画、健さんの唄。



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12月24日 六花(りっか、むつのはな)の旅

2017年12月24日 | 俳句暦


六花(りっか、むつのはな)=雪・・雪の結晶が六角形であることに由来
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