初雪や 降らねど詠めぬ 訳でなし
(はつゆきや ふらねどよめぬ わけでなし)
18226 【季語】 初雪 【季節】 初冬
ぼた山は 白き冠 初の雪
(ぼたやまは しろきかんむり はつのゆき)
18227 【季語】 初雪 【季節】 初冬
俳句詠む 独り閑かな 師走かな
(はいくよむ ひとりしずかな しわすかな)
18228 【季語】 師走 【季節】 晩冬
冬空に 寂しく聞こゆ 風の舞い
(ふゆぞらに さびしくぶんこゆ かぜのまい)
18229 【季語】 冬空 【季節】 三冬
忘年会 座り心地の 悪き老い
(ぼうねんかい すわりここちの わるきおい)
18230 【季語】 忘年会 【季節】 仲冬
重ね着は 熱けりゃ脱ぐの 対策なり
(かさねぎは あつけりゃぬぐの たいさくなり)
18231 【季語】 重ね着 【季節】 三冬
身の回り 隙も無いのに 隙間風
(みのまわり すきもないのに すきまかぜ)
18232 【季語】 隙間風 【季節】 三冬
皹て 血噴く指や 荒れし海
(あかぎれて ちふくゆびや あれしうみ)
18233 【季語】 皹 【季節】 晩冬
老いと酒 似合いたる仲 寒の酒
(おいとさけ にあいたるなか かんのさけ)
18234 【季語】 寒 【季節】 晩冬
要らぬもの 多く愛しき 十二月
(いらぬもの おおくいとしき じゅうにがつ)
18235 【季語】 十二月 【季節】 仲冬
ベランダの 鉢植えの効 日向ぼこ
(べらんだの はちうえのこう ひなたぼこ)
18236 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬
師走なる 隣は何を する人ぞ
(しわすなる となりはなにを するひとぞ)
18237 【季語】 師走 【季節】 晩冬