小生、70回目の生誕日。古希。
冬の路地 腸閉塞の 行き止まり
(ふゆのろじ ちょうへいそくの いきどまり)
18322 【季語】 冬 【季節】 三冬
ハイネック 前後不覚の 虎落笛
(はいねっく ぜんごふかくの もがりぶえ)
18323 【季語】 虎落笛 【季節】 三冬
社への 石の階段 冬の旅
(やしろへの いしのかいだん ふゆのたび)
18324 【季語】 冬 【季節】 三冬
終活故か、何事も人生、冬の旅に見えてしまう。
この冬も 毛玉の勲章 胸に付け
(このふゆも けだまのくんしょう むねにつけ)
18325 【季語】 冬 【季節】 三冬
生死不明 壁に張り付く 冬の蜂
(せいしふめい かべにはりつく ふゆのはち)
18326 【季語】 冬 【季節】 三冬
雪蛍 命あるもの 我が友よ
(ゆきぼたる いのちあるもの わがともよ)
18327 【季語】 雪蛍 【季節】 初冬
雪蛍=綿虫
木枯らしの 息遣いこそ 恐ろしき
(こがらしの いきづかいこそ おそろしき)
18328 【季語】 木枯らし 【季節】 三冬
着水は 尻餅ついて 鴨ブレーキ
(ちゃくすいは しりもちついて かもぶれーき)
18329 【季語】 鴨 【季節】 三冬
冬の夜は ミクロにマクロ 雲水も
(ふゆのよは みくろにまくろ くもみずも)
18330 【季語】 冬 【季節】 三冬
何事も 地軸の傾き 寒き冬
(なにごとも ちじくのかたむき さむきふゆ)
18331 【季語】 冬 【季節】 三冬
オリオンや 見ずとも見ゆる 世となれや
(おりおんや みずともみゆる よとなれや)
18332 【季語】 オリオン 【季節】 三冬
冬木立 人は様々 我は我
(ふゆこだち ひとはさまざま われはわれ)
18333 【季語】 冬木立 【季節】 三冬