M3ちゃん(中2):
ブルクミュラー、新しく「天使の合唱」をやってきました。
一人で最後まで弾いてあり、ほんのいくつか音の読み違いなどを直して、「じゃ来週、仕上げてきてね」となりました。
「天使の合唱」は、分散と転回する和音(コード)がウェーブのようにうねり、重なってメロディーを作っている曲です。
M3ちゃんは、ブルクミュラーも終わりに近い 21番目のこの曲に来た今では、分散和音やアルペジオが かなりマスターできて、とてもきれいに弾けるようになっているな、ということを感じました。
「バーナム」のルーレット弾きでは、今日はたまたま、コードの転回の課題が当たったのですが、楽譜をちらと読み取ったM3ちゃんは、あっさりと
「ああ、転回か」と言って 軽々と転回を弾いたので、やっぱり、転回が身についてる!と嬉しく思いました。
Mちゃん(中2):
先週初めて宿題となった「つばめ」ですが、先生の「お誕生日(12月15日)までにブルクミュラー終わらせてよ」の言葉に追いまくられたか、あるいは自ら発奮したか、レッスンの順番待ち時間を利用しての自主練習も加えて、なんと最後までけっこうなスピードで弾き通していたのでした。
「もう暗譜したね?」
「うん」
さすが感覚のいいMだ。
そして、こうやってテンポよく弾いているのを聴くと、Mちゃんの音色は軽やかで透明、どちらかというとモーツァルト時代の軽やかで繊細なロココスタイルが似合いそうだ。
こんなきれいな音色が弾けるようになっていたとは。
「つばめ」もまた、目まぐるしくアップテンポの、和音転回の課題です。
Mちゃんは、和音の流れを予想したり、転回形を的確につかんだりしながら、確実に分散和音を弾いていきます。
時々、楽譜を見ずに弾いたヤマカンでの読みが外れて、違う音をつかんでしまい、
先生から「今、ヤマカンで弾いたね?」と見破られたりしていますが、このようにヤマカンが発達するということは、コードが身についていることの証拠なので、ヒバリ先生は内心「よし、よくヤマカン使ったと喜ばしく思ってたりなんかして
Mちゃん、M3ちゃん、二人とも コードの転回をずいぶんマスターしていると改めて感じた、今日のレッスンでした。
コードを把握してるというのは、ミュージシャンとしての大きな特質。
二人はすでに なかなかのアマチュアミュージシャンに育ってきてるということで、頼もしいです。
これから、身につけたコード感覚を駆使して、自分のアレンジや演奏をプロデュースしていくようになるんだよ。
二人それぞれの個性を、音楽に表現してくれる日が楽しみなヒバリ先生です