HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

M&Mレッスンおさめ

2012年12月21日 | レッスン日記(小中高生)
毎週、仲良く二人でレッスンに来ているM&M(中2)コンビ。
さて、今年1年、彼女たちの成果はどうだったでしょうか・・・

M3ちゃん:
今年1年で、見違えるように成長したと思います。
ピアノも上達し、ショパンなど難しい曲も弾きこなせるようになりましたし、情緒面・表現の面でも大きく成長しました。
部活のブラバンでもがんばってるようですし、来年もより広く深く、音楽を探求してほしいと思います。

今日のレッスンは、ブルクミュラーの「舟歌」初回でした。
「舟歌って、なんかおっさんの荒々しい歌、みたいな感じがする」というM3ちゃんに、
「舟歌=バルカローレ・はゴンドラに乗ってデートするロマンチックな曲のことよ」と教えました。すると
「その二人が、ローズとジャックだったら、イメージわく」というので
 (※「ローズとジャック」は、映画「タイタニック」のヒロインと主人公の名前です。M3ちゃんはこの悲恋映画にどっぷりとはまってるので)
「じゃ、それでいいよ。ローズとジャックがゴンドラに乗って、たゆとう水の上を流れているビジュアルを描いて弾いて!」ということにしました。
来年、どんなロマンスを弾いてくれるのか楽しみ。

Mちゃん:
「今年中に『ブルクミュラー』終わらせてよ」
「がんばる!」と言っていました。
今日は、ブルクミュラー最後の曲「貴婦人の乗馬」の初回レッスンです。
Mちゃん がんばりました。
くり返し出てくるテーマもちゃんと弾けてるし、ダイナミックな三連符のユニゾンスケールも、同じ三連符でもエレガントで細やかな部分も、最後の右手・左手の掛け合いも弾けました。
「けっこう簡単な曲だよね?!」」
「うん!」と答えるMちゃん。
すばらしい。いい感覚だ。

だけどさすがに、初回では音が貧弱だった・・・
テンポも、慣れればもっと軽快に弾けるはずだし。
今年中に終わらないけど、次回もう一度、バッチリの仕上がりのを聞かせておくれ。
ブルクミュラーのしめくくりとしてね。

Mちゃんもまた、今年レッスンをしてきた中で、鋭い音感、リズム感の良さなどが顕著に表れてきたことを感じました。
彼女には、そのリズム感や音感を生かしたジャンルの音楽を、さらに磨いてほしいと思っています。

MちゃんもM3ちゃんも、14歳になって、それぞれの個性がだんだんとその姿を現してきているのを感じます。
来年は、その「自分らしい個性」の輝きをさらに増して、素敵な音楽人へとステップアップしていってほしいです。