HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ハ長調の安心感

2017年07月20日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2):
新しく「たのしいピアノスクール」という本をもらって、着々と進んでいます。
前は「ゆめキラ☆キッズピアノ」を2冊並行しながら、曲を選んで弾いていました。
「ゆめキラ」では、歌の音域によってハ長調、ト長調、ヘ長調など いろんな調合での楽譜になっていたり、また、後半になると左手の伴奏が難しく編曲されていたりしたため、むずかしい曲は右手だけで弾いたりと レベルに合わせて調整しながら使ってきました。

ピアノを弾くときの手の都合や、読める音符の範囲などの都合で、メロディーがト長調やヘ長調になってること・・・
子どもたちはどう思うのかな。
最初からいろんな調性で弾くことに慣れてしまえば大丈夫なんじゃないかな。
・・・などと思っていましたが、どうもLちゃんに限らず、子どもたちは「ドレミ」という並び方を 意外としっかり見につけているようなのがわかってきました。
たとえば、よく知っている「チューリップ」の歌で考えると、ヘ長調で弾くと「ファソラ、ファソラ、ドラソファソラソ」となるのですが、それよりもやっぱり、「ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレ」と歌って、ドミソの伴奏をつけた時のほうがナットクできる・・・みたいなことです。
これって、音階が自然に身についてるということじゃないかな。
まだ、ヘ長調やト長調の和音をつかいこなせない段階の子どもでも、「ドレミ」のはっきりしているハ長調の曲なら、伴奏への応用も可能なのでは・・・
と思い、今回見つけた「たのしいピアノスクール」を取り上げてみました。
このテキストは、メロディーが1オクターブ以内の音域で、調整はハ長調です。
メロディーは多少広がりますが、和声は安定していて使いやすいと思います。
この本で、Lちゃんがさらに応用力を伸ばしてくれるといいなと思っています。