HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん楽譜がんばったよ

2017年07月31日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小2):
今日も変わらず、レパートリーを目いっぱい楽しんで弾いているMちゃんです。
ダンスのあいて、このゆびいちばんめ、ことりのけっこんしき、メリーさんのひつじ・・・
右手でメロディーを弾き、左手でCとG7のコードをつけながら、メドレー形式で弾いていくのが、現在のMちゃんの「マイブーム」です。
最初に習ったとき、左手は「ソ」の音だけで、コードでは弾いていなかった曲も、自分でコード伴奏、それも省略形ではなくちゃんと3つの音を全部押さえて弾いていて、しかも毎週、コードの押さえ方が上手になってる。
いつも、よく弾いてるんだね!

「楽譜なしでいいから!」
と、Mちゃんはカバンから楽譜を出さないまま 暗譜で弾いています。
「すごいね。楽譜置かなくても、覚えてるんだね」
と言いつつ、でも先生にはわかってるぞ。
実は 楽譜を見て弾くほうがしんどいからだな。
簡単な歌だし、楽譜なんか見ないで、覚えたのを弾く方が、ずっと楽しく、生き生きと弾けるんだよね。

その証拠に、新しいテキストで しらない曲を弾くときになると
「え~、やだ~。もっと こっちの曲(レパートリーの方)弾きたい」と言い出しています。
レッスンにも大分慣れ、そろそろ甘えが出てきたな。
Mちゃん、実生活では中学生のMちゃんの「妹」なので、甘えん坊のところがある。
そこで、先生は Mちゃんにそっと耳打ちしました。
「実はね、この本、この間 保育園に行ってるCちゃんにもあげたんだ。Mちゃんが『やだ~』ってやらないでいると、保育園に負けちゃうなー」
それを聞いて、Mちゃんの顔が真顔になりました。
テキストは「ビッグベン」という曲です。
ロンドンのビッグ・ベンという時計台の キーンコーン、カーンコーン というチャイムの音を模したイギリスの曲。
右手と左手がいり組んでいて、メロディーがよくわからないので、とりつきにくいのです。
でも、先生と一緒に、一つずつ音符を読みながらゆっくり弾いていけば・・・
ほうら、ちゃんと弾けるのです。
「Mちゃん、いいこと教えてあげる。ちょっと立って。そして、3つあるペダルの、1番右のペダルを、ずーっと踏んだまま、この曲弾いてごらん」
先生にそう言われて、Mちゃんがよいしょーっとペダルを踏んで弾いてみると・・・
まあ、何てすてきなチャイムの響き!
「5時のチャイムだね!」とMちゃんも目を輝かせます。
「もう一回弾いてみるね!」
レッスンが終わってママがお迎えに来たら、Mちゃんは先生に内緒で言いました。
「あのね、全部の曲、続けて弾く。それで最後に、『キンコンカンコン』も続けて弾く」
そして、「ビッグベン」だけは まだ曲を覚えていないので、譜面台に楽譜を広げて・・・
ママに聴かせてあげたら、ママも
「わあー、スゴイねー。ペダルも使ってるんだね♪」と大絶賛してくれました。

甘えん坊Mちゃんが、真剣にがんばった瞬間でした。

Aちゃん発表会はジブリで

2017年07月31日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小4):
「今回のレッスンでしあげる」と約束していた「ミッキーマウスマーチ」が合格になったので、約束通り「発表会で弾く曲」の楽譜をあげました。
曲は「借り暮らしのアリエッティ」のテーマ「アリエッティーズ・ソング」です。
前から「ジブリの曲がやりたい」と言っていたし、ついこの間の「金曜ロードショー」で「借り暮らしのアリエッティ」を観て録画したんだ、あの曲もいいな、と言っていたAちゃんなので、彼女の希望をかなえてあげることにしました。

一応、Aちゃんのためにピアノアレンジを考えたのですが、今日はその中の最初の2ページだけを渡しました。
(出た!、ヒバリ教室特ワザ『見せかけ簡単作戦』)
最初の2ページは テーマが示される部分です。
「アリエッティーズ・ソング」は ケルト風の曲なので、伴奏コードが独特の流れをもっています。
シンプルで、それでいて雰囲気のあるコード進行。

サビ前までは ほとんど
Am ⇔ G のくり返しで、ちょびっとだけFが入ります。(元調Gm→Amに変えたので)
Aちゃんはこれまで、バーナムでほんの少しコードネームのことを教わっていたので、楽譜の上にコードネームも書いておきました。
そして、コードの仕組みを復習して、自分でコードを探して鍵盤で弾けるように練習してみました。
「音の名前は、ドレミ・・・がCDE・・・になってるんだったよね。じゃ、Aの音はどこだろう?」
「CDEFG、A、・・・だからラ?」
「そう。その、ラの音を一番下にして、1つ置きに3つの音を重ねると Amのコード。」
同じようにしてG、Fのコードも探し、左手で弾いてみます。
右手のメロディーは アニメの録画で見て大体わかるので、コードネームを見て左手の伴奏を添えることも なんとかできました。
じゃ、最初のAメロまでを、両手で弾いておくことにしよう! と順調な滑り出しです。

あれこれ考えた末、「小4三人組」のアンサンブルは、「魔女の宅急便」に使われている「ルージュの伝言」に決定しました。
今日は、一応のメロディー譜だけをAちゃんに渡しました。
どのパートを弾くことになっても、メロディーは全員把握しておく必要があるのでね。
譜面をもらったAちゃんの質問は

「ルージュってだれ?」でした。

明日以降、HちゃんやS子ちゃんとも相談して、分担パートを決めていく予定です。