HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

テキスト全部、花マルに♪

2017年07月25日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
「あと2つだけだよ!」
と、Cちゃんは「よいこのピアノ3」のテキストを譜面台に置きました。
そうだね、もう、レッスンしてないのはあと2曲だけ。
「弾くよ?!」
「いいよ!」
最後に残っていた2曲の練習課題、あっという間にスラスラ弾けて、花マルをもらいました。
「できたねー。じゃ、最初のページにもマルをつけておこうね」
今まで、合格した曲は 目次のところにもマルをつけていたので、先生が目次のページを開き、マルをつけてあげました。
そうしたらCちゃんは、
「前にマルだけだったのも、全部花マルにする!」というのです。
そっか。全曲、花マルにして、この本を卒業したいんだね。
「いいよ。じゃ全部花マルにしようよ」
こうして、もう一度テキストを最初から丁寧に開いていき、三重マルだけだったページを見つけてはもう一度弾き、花マルをつけていきました。
前に合格した曲も、その時弾いたのよりもずっと上手に弾けています。

とうとう、全部の曲が花マルになりました。
「\(^o^)/やったー」
Cちゃんは嬉しそうです。
「それじゃ、新しい本、あげなきゃね」
と先生が渡したのは、オレンジの表紙の「たのしいピアノレッスン1」。
もう、幼児用の「横長」の本じゃありません。
小学生が弾くみたいな、「縦長」の本です。
それと、もう1冊。
紫いろの「バーナム・ミニブック」です。
「あっ、これ、Hちゃんたちが持ってるのとおんなじだ」
「そうだよ。みんなとおんなじの『バーナム』だよ。すごいね」
さあ、来週から、また一段とレベルアップしてのピアノです。
来月は6歳になるんだもんね!

エレクトーンとソナチネと

2017年07月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
「あっ、今日はいろいろ寄るところがあったから、来る前に練習できなかった!」
教室について、出席シールを貼って、一息いれてから、Hちゃんはビックリしたように言いました。
そうか、いつもは、ピアノに来る前にちゃんと予習をしてから出かけてるんだね。
「いろいろ寄ったり」してたので、かえっていつもより早く到着してしまい、前のS子ちゃんがまだレッスン終わってなかったので、
「エレクトーンで練習してていい?」とエレクトーンの前に座っています。
「いいよ、小さい音で練習してて。ほら、ここがスイッチ」
「わかった。うわ、下にもでっかいドレミがある」
「それは足で弾くんだよ」
「へー!すごいな・・・」
レッスン中の(はずの)S子ちゃんも
「うちのママね、エレクトーンやってたんだよ」と飛び入り参加。そうだってねー
Hちゃんはエレクトーンに興味しんしんです。
「ここ(手鍵盤)、2段もあるのは何のため?」
「右手と左手、それぞれ違う音にして弾いたりできるでしょ」
「そっか。なるほどね」
Hちゃんは、今 自分が習っている「ソナチネ」を、エレクトーンの上下の鍵盤を使って弾いてみています。
軽やかな音色が流れ出ました。
ピアノとはまた違った音色で、ソナチネが ひと色違ったファンタジックな曲に聞こえます。
「おおっ・・・これ、けっこういいな~♪」
Hちゃんは大発見みたいに嬉しそう。
ほんとだ。エレクトーンでソナチネ弾くのも、きれいだねえ。
「もっと慣れて、楽譜見なくても弾けるようになったら、エレクトーンでも弾いてみれば?」とはS子ちゃんのおすすめです。
そうだね、今度やってみようね。

S子ちゃんが帰って、Hちゃんのレッスンの番。
今日は、ソナチネ提示部のヤマ場のところを練習しました。
細かい指の動きが大変ですが、ひとつパターンをクリアしたら、つぎも同じパターンが転調されて出てきます。
「ほら、見て。よく見ると、さっきのメロディーが場所を変えて出てきてるだけだよ」
「ほんとだ!」
Hちゃんは試しに弾いてみて、目を丸くしています。
このように、純粋にピアノという楽器のためのソナチネは、パターンや構成がきっちりと筋道よく配置されていて、それを弾くのは大変爽快感があります。
Hちゃんが、こういう純器楽音楽に興味を持ち、それを弾く喜びを体で感じてくれているのは、とても喜ばしいことと思います。
これからも、このソナチネで、新しい発見や驚きをたくさん、体験していくことと思います。

S子ちゃん 発表会の曲決定。

2017年07月25日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
曲集の中の宿題だった、ディズニーの「いつか夢で」。
短い期間でとっても上手に仕上げていました。
前回アドバイスした 短いフレーズの切り方とか、左手でベースとリズムの2つのパートを弾き分けることとか、なかなか難しい課題でしたが、よく練習して着実に身につけています。
「上手じゃない!もう完璧に弾けてるね。それじゃあもう…」
先生の言葉に、S子ちゃんは「えっ」と身がまえました。
「ペダルをつけようよ!」
「やっぱり〜 言うと思った〜」
「そりゃそうさ。ペダルつけた方がキレイじゃない。『思った』なら、自分でやってくればよかったのにー」
「だって〜」
などと言いながらも、S子ちゃんはペダルを使って、一段とステキになった「いつか夢で」を完成しました。

遠慮しないでさ、どんどんペダルとか使ってみればいいのにね。☆〜(ゝ。∂)

さて、「いつか夢で」が終わったので、次の課題は先生の第二ピアノと合わせて弾く「海の見える街」だったよね。
っていうか、発表会の曲も決めなきゃなんだよね…
「明るくてリズムのある曲がいい。できればジブリの曲弾きたい」とS子ちゃんが前から言っていたことをなるべく生かしてあげたいと思って、あれこれ検討はしていたのですが、なかなか「これ!」という決め手が見つかっていませんでした。
ジブリの曲って、大体暗めなのが多いんでね。
あんまり子どもっぽいのじゃしょうがないし、ただ歌に伴奏つけただけみたいなのじゃやり甲斐がない。
S子ちゃんには、ある程度ピア二スティックな曲を弾いてもらいたい。
そんな中、浮上したのは「魔女の宅急便」の曲集です。
このナンバーの数々は、ジブリの曲の中ではセンチメンタルにならず、カラッとして、しかもかなりピアニスティックです。
「この中の曲はどう?」と提案し、S子ちゃんが気に入った「パン屋さんの窓」という曲に決めました!
「ちょっと難しい所があるけどね、でも、このくらいの曲は弾いてもらいたいから」
「うん、そうだね」
ということで、めでたく師弟双方の合意が得られ、決定と相成りました。
めでたしめでたし。
さっそく次回から練習始めます。

ハノンは楽譜を見ないで弾いてみて。

2017年07月25日 | レッスン日記(小中高生)
K子さん(大人):
いつもハノンをよく練習していて、以前に比べるとずいぶんタッチがしっかりし、指も動くようになりました。
ですが、ちょっともったいないな、と思ったことが。
ハノンは、同じパターンの運指で少しずつポジションを移動しながら、テクニックを練習できるようになっています。
なので、最初の2〜3小節を弾いたら その曲のパターンをできるだけ早く察知し、あとは譜面を見ないで
指の形や手首の運びなの方に注意を向け、手を観察しながら弾くと、効果的な練習ができます。
でも、K子さんは「私、はじめから終わりまで、ずーっと楽譜を見て弾いてました…」と言うのです。
それはもったいない。
せっかく2オクターブずつも上がったり降りたりする「距離」があるので、早いうちにパターンをおぼえ、その2オクターブの距離と それを弾いている時間を、自分の手の観察や修正、そして音色を聞いて より良い音が出せるようにとの工夫にも使ってみましょう。
ハノンが、もっと効果的に使えますよ!