(相手を知り己を知れば、百戦危うからず)
長いこと営業職にあったボクは、
およそであるが3万人ほどの人たちと面談している。
仕事柄、自分の営業を全うするには、相手を説得しなければならない。
嘘八百を並べてでは、決して成功しないことは、
営業に携わったことが無い人でもご理解いただけると思う。
(優秀な営業担当員を一人中に入れて、
10人ぐらいで座談会か討論会をするのを見学して、
ある一定の時間が経過したところで、
どの人が優秀営業担当員であるか、当てて欲しい。)
有識者10人ほどを集めて、そんな会を持ったことがある。
どなたも当てることが出来なかった。
理路整然とよく発言する人、
身だしなみ整然として、
才気活発な人、
いろんな人、
いろんな営業マンを中に入れての会であった。
この中で一人殆ど発言をしなかった方がいたが、
実はこの方が優秀営業マンであった。
営業マンは、外交的で、おしゃべりは得意で、
身だしなみはキチンとしていて、にこやかで、
などなど、いかにも営業マンらしい方を、
普通は、優秀営業マンと思いがちである。
ところが、どっこい優秀営業マンは、その殆どが無口で、
聞き上手、質問に対する回答が実に的確、
注文を頂くためのクロージングが鮮やかな方である。
それに大切なことが一つある。
それは、相手を知ることが早い。
この人は理屈っぽい。
この人は情け深い。
この人は知識豊富だ。
この人はケチだ。
この人はお金より名誉を重んじる。
この男はスケベイだ。
この人は馬鹿だ。
この人は真面目だ。
この人は不真面目だ。
この人は酒好きだ。
この人は博打好きだ。(一攫千金狙い)
この人は逆に博打は大嫌い。(この人はこつこつ型)
この人はおっちょこちょいで軽率。
この人は慎重。
この人は強情。
この人は薄情。この人は...etc.
相手を知るのに、まず五分と掛からないであろう。
ひょっとすると、街に立てば占い師になれるかもしれない。
目の動き、手の位置、手の手入れ、爪の手入れ、髪型、整髪料の種類、
スーツの着こなし、ネクタイの趣味、
言葉遣い、お渡しした資料の見方、
言葉の内容、応接室に現れるまでの時間、
お辞儀の仕方、などなど。
判断材料はいくらでもある。
優秀な営業マンは、それを良く知っている。
購入して欲しいなどとは、きっと言わないだろう。
いつの間にか相手の立場に立って、お客さんと一緒になって、
今が購入のチャンスだ、そんな気になって行くのが、
とても上手に違いない。
人が学校や会社に採用される時も、
同じように僅かな時間で判断される。
それは、履歴書の書き方、履歴書の折り方、封筒に入れ方、
面接時の入室の仕方、お辞儀の仕方、挨拶の仕方、
言葉遣い、表情、一挙手一投足、を観られている。
質問されて話し始めれば、
どんな人か知るのに、人事のプロは、きっと5分掛からないであろう。
面接とは恐ろしいが、
自分を採用できなければ、誰も採用できない、そんな自分になれるよう、
自分をきちんと磨いてあれば、なんの恐れることもない。
かえって面接している人たちが、
どんな人であるか見極めることが出来れば、
百戦して百勝を得る事が出来るというもの。
長いこと営業職にあったボクは、
およそであるが3万人ほどの人たちと面談している。
仕事柄、自分の営業を全うするには、相手を説得しなければならない。
嘘八百を並べてでは、決して成功しないことは、
営業に携わったことが無い人でもご理解いただけると思う。
(優秀な営業担当員を一人中に入れて、
10人ぐらいで座談会か討論会をするのを見学して、
ある一定の時間が経過したところで、
どの人が優秀営業担当員であるか、当てて欲しい。)
有識者10人ほどを集めて、そんな会を持ったことがある。
どなたも当てることが出来なかった。
理路整然とよく発言する人、
身だしなみ整然として、
才気活発な人、
いろんな人、
いろんな営業マンを中に入れての会であった。
この中で一人殆ど発言をしなかった方がいたが、
実はこの方が優秀営業マンであった。
営業マンは、外交的で、おしゃべりは得意で、
身だしなみはキチンとしていて、にこやかで、
などなど、いかにも営業マンらしい方を、
普通は、優秀営業マンと思いがちである。
ところが、どっこい優秀営業マンは、その殆どが無口で、
聞き上手、質問に対する回答が実に的確、
注文を頂くためのクロージングが鮮やかな方である。
それに大切なことが一つある。
それは、相手を知ることが早い。
この人は理屈っぽい。
この人は情け深い。
この人は知識豊富だ。
この人はケチだ。
この人はお金より名誉を重んじる。
この男はスケベイだ。
この人は馬鹿だ。
この人は真面目だ。
この人は不真面目だ。
この人は酒好きだ。
この人は博打好きだ。(一攫千金狙い)
この人は逆に博打は大嫌い。(この人はこつこつ型)
この人はおっちょこちょいで軽率。
この人は慎重。
この人は強情。
この人は薄情。この人は...etc.
相手を知るのに、まず五分と掛からないであろう。
ひょっとすると、街に立てば占い師になれるかもしれない。
目の動き、手の位置、手の手入れ、爪の手入れ、髪型、整髪料の種類、
スーツの着こなし、ネクタイの趣味、
言葉遣い、お渡しした資料の見方、
言葉の内容、応接室に現れるまでの時間、
お辞儀の仕方、などなど。
判断材料はいくらでもある。
優秀な営業マンは、それを良く知っている。
購入して欲しいなどとは、きっと言わないだろう。
いつの間にか相手の立場に立って、お客さんと一緒になって、
今が購入のチャンスだ、そんな気になって行くのが、
とても上手に違いない。
人が学校や会社に採用される時も、
同じように僅かな時間で判断される。
それは、履歴書の書き方、履歴書の折り方、封筒に入れ方、
面接時の入室の仕方、お辞儀の仕方、挨拶の仕方、
言葉遣い、表情、一挙手一投足、を観られている。
質問されて話し始めれば、
どんな人か知るのに、人事のプロは、きっと5分掛からないであろう。
面接とは恐ろしいが、
自分を採用できなければ、誰も採用できない、そんな自分になれるよう、
自分をきちんと磨いてあれば、なんの恐れることもない。
かえって面接している人たちが、
どんな人であるか見極めることが出来れば、
百戦して百勝を得る事が出来るというもの。